素手だと攻撃力足りなくない?って思ったそこのあなた。神様って武器を持たなくても強いんですよ。凄いですよね。 四 ページ36
「それは……あなた達の学習不足じゃないかな」
参丸伍號の目がキュィィンと音を立てる。
《……AA。幕府で役人として働きながら、真選組の訓練指導員として派遣されている。かぶき町の女神と呼ばれ、その突出した容姿だけでなく人を超越した戦闘能力を持ち、多くの者達から崇拝・畏怖されている。》
参丸伍號がデータを探って口に出すが、Aは苦笑いする。
「か、かぶき町の女神ってなに……」
一部否定したすぎて何とも言えない気持ちになっていた。
《人を超越した力……そうであっても私たちをこうも易々とは止められないはずですの》
《……まあ良いですの〜。役人なら話が早いですの。そのホクロは林博士を殺した罪人ですの〜》
「!それってニュースでやってた」
驚いたAはモップを掴む手の力が弱くなって、参丸伍號はモップを引き離して回収した。
《それは私たちで処分しますの〜。大人しくこちらへ引き渡せば危害は加えませんの〜。あなた達は関係ないですもの〜》
「関係ない連中、散々巻き込んどいてそりゃねーよ」
《危険です。もう私のことはいいですから彼女たちの言う通りにしてください。私を離してください》
「お前が離せェェ!!」
タマは銀時に離せというが、自分から髪をしっかり腕に絡ませている。
《ホクロビーム、アレをどこへやりましたの〜。林博士からアレを奪ったのは分かっていますの〜》
《何の話ですか?》
《とぼけても無駄ですの〜。アレを手に入れるため、あなたは博士を手にかけたんですの〜》
《芙蓉プロジェクトはアレがあって初めて真の成功を得ますの〜。あの方ならきっと成し遂げてくれるはずですの》
《機械は神にも等しい存在に……人間と機械の立場が逆転することになりますの〜》
《何を……!!》
突然、タマの奥底に沈んだ
『ーーになりたい』
『そうすればきっと、こんな苦しみや悲しみからも解放されるのに』
暗闇で一人つぶやくのはタマの生みの親、林流山博士
『私は
(……博士。どうしてそんなことを言うんですか)
(どうしてそんなに苦しそうなんですか)
(分からない。私には分からない)
(カラクリノワタシニハ ワカラナイ)
ポタッと雫がこぼれ落ちる
タマの頬には目からあふれた涙が流れ伝っていた
「!!お前……」
「機械が涙を……一体どうなって!?」
銀時達はタマが涙を流して驚いていた
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» いつも読んでいただきありがとうございます!これからも頑張っていきます- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́- (2023年3月18日 21時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - いつもありがとうございます。これからいつものメンバーにたまちゃんが加入するんですね!機械である彼女が夢主ちゃんにどんな反応をするのか、楽しみにしています。 (2023年3月18日 20時) (レス) @page30 id: e6fe50ece6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年3月13日 1時