ホワイトデー?俺をやるよって言ったらぶん殴られたよ 二 ページ27
「えー……すいませんでした。反省してます」
銀時は土方と、後から来た戦にボコボコにされて正座していた。
戦は銀時の前で呆れて彼を見た。
「銀時お前、中二のガキかよ」
「いや……だってA起こしに行ったら可愛い顔して寝てたし」
「なっ」
可愛いと言われてAは顔を赤くするが
「おーい戻ってこいAちゃん。こいつ下半身 露出したんだぞ」
「はっ!そうだった!」
戦に言われてすぐ我に帰った。
「あ、そうだ」
戦は何か思い出したように一度部屋を出て、戻ってくるとAに小さい箱を渡した。
「これって……」
「バレンタインのお返し。味わって食べろよっ」
ニッと笑う戦にAは微笑む。
「うんっ!」
そんな二人を見て沖田と土方、銀時も部屋を出て行き、戻ってきて彼女に箱を手渡した。
「皆これ……」
Aは嬉しそうにする。が
「土方スペシャルマヨネーズチョコだ」
「なんだそのマズそーなやつ。俺の宇治銀時チョコレートはそんなのと違って素材を破壊しない甘い仕上がりになってっから」
「旦那、甘いだけじゃ口が飽きちまいまさァ。俺の激辛タバスコハバネロチョコはいい感じの辛さで舌を刺激してくれますぜ」
「……いや。三人とも私のこといじめてるの?」
Aは三人のプレゼントのチョイスに顔を引きつらせた。
「銀ちゃんのはまあ、甘味と甘味の組み合わせだから別にいいとして……マヨネーズチョコってなんだ」
「塩っけがあって美味いぞ」
「そんな冒険せんでいい」
真顔でツッコんだあと、「で」とAは沖田を見た。
「沖田君は普段そんなの食べてないよね!?なに激辛タバスコハバネロチョコって!盛りすぎだよ!」
「よくあるじゃねーですかィ。キャンディーの五個のうち一個は酸っぱいやつとか」
「それ全部辛いんじゃん!ていうかそれはもはや罰ゲームだよ!」
戦は呆れた様子でいて
「こいつらにマトモなチョコ期待する方が間違いなんだって」
「そういうてめーは何渡したんだよ」
土方に問われて
「ラムボール」
・・・、と沈黙が生まれる
ラムボールはケーキの生地やビスケット生地を使いチョコとラム酒で風味をつけた、トリュフのような洋菓子である
「お前がそんなオシャレなもん持ってくるとは」
「なんだその反応。殴んぞ」
「チンパンジーに負けた……」
「オイ銀時てめー今チンパンジーつったな?」
戦が土方と銀時に噛みついているなか、沖田は戦のチョコの外箱を見た
ホワイトデー?俺をやるよって言ったらぶん殴られたよ 三→←【閑話】ホワイトデー?俺をやるよって言ったらぶん殴られたよ 一 ※ド下ネタ注意
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那*桜(プロフ) - アイナさん» いつも読んでいただきありがとうございます!これからも頑張っていきます- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́- (2023年3月18日 21時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - いつもありがとうございます。これからいつものメンバーにたまちゃんが加入するんですね!機械である彼女が夢主ちゃんにどんな反応をするのか、楽しみにしています。 (2023年3月18日 20時) (レス) @page30 id: e6fe50ece6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年3月13日 1時