夜王と白銀 三 ページ5
「この国が、女達が我ら強者に蹂躙される様を指を咥えて見ておればよい。先に行った
「ぐあああ！！」
銀時の悲鳴と共にブシィィ！と血が噴き出る。
しかし、それは銀時のものではなかった。
「！」
鳳仙の右目にキセルが突き刺さり、そこから血が噴き出していた。
「なっ」
「負けてなんかいねェよ、
鳳仙に掴まれた手の隙間から、銀時の光のある赤い目が強く鳳仙を見据えていた。
「き、貴様ァァ！！」
銀時は鳳仙を蹴飛ばして後ろに離す。
「それになァ、この国にゃ、こわーいお姉さんがいんだよ。そいつァ俺が惚れた女でね、綺麗な顔してバカみてーに強ェーんだわ」
銀時の言葉に神威は目を細める。
「そいつは芯からどんな奴も魅了させちまう悪魔みたいな女でな。だかそいつの根っこにゃ綺麗な花が咲いてて優しさも儚さもある。そいつの笑顔はなァ、俺にとっちゃ眩しい眩しい
銀時はAの笑った顔を思い浮かべて口元を綻ばせた。
「そいつはテメーのような薄汚れたジジイの手には絶対に落ちねェ。
「この星で一番の女、この国を護るためなら、大事な人を護るためなら死ぬ気で戦う女。そんなアイツのために、この国の奴らは男も女も死ぬ気で戦う」
真選組や源外やお登勢たち、町の市民に至るまで、江戸の皆がAと一緒に笑っている姿を思い返す。
「
血をダラダラと流しているが、銀時はAを思ってふらつきながら立ち上がった。
「銀さん！！」
「来るなァァ！」
「！」
慌てて駆けつけようとした晴太を銀時は叫んで制止した。
「何してやがるてめェ。さっさと行かねーか。母ちゃん連れてここから早く逃げんだよ」
「い、嫌だ！銀さんを置いてオイラ達だけ逃げ出せっていうのかよ！そんなマネ、こんな事に巻き込んでそんなマネ絶対できるかよ！」
「巻き込んだ？勝手に顔ツッコんだの間違いだろ。行けよ。てめーら親子に何かあっちゃ俺達ゃここまで何しにきたのかわかんねーよ」
「嫌だ！！役には立たないけど、オイラが銀さんを助ける！！」
晴太は泥棒から足を洗わせてくれ、まともに生活を送れるようにしてくれた銀時達を思い返した。
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刹那＊桜(プロフ) - ひゅーまんさん» すみません！一回誤変換して全部そのまま変換し続けていましたね。全て修正いたしました！ありがとうございます！ (4月8日 22時) (
レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - すみません 星海坊主の字間違えてますよ？ (4月7日 20時) (レス) @page42 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
刹那＊桜(プロフ) - 庵さん» ありがとうございます！！レギュラーのオリキャラを慕っていただけて何よりです！ (2023年2月20日 2時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
庵(プロフ) - 戦くん好きすぎる！！！！お話の作り方がお上手で一気に読んでしまった！更新楽しみにしています(◍ ´꒳` ◍ (2023年2月17日 3時) (レス) @page49 id: 58741a08e8 (このIDを非表示/違反報告)
刹那＊桜(プロフ) - ハルマ（元Luma/瑶真）さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて何よりです！( ´ ` *) (2023年2月13日 17時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那＊桜 | 作成日時：2023年2月4日 21時
