親しい相手にも恥じらいは持て 二 ページ16
「ちょ、今までどこいってたのかと思ったら、まさかずっと厠にいたの?」
「ちょっと豆パンで腹下してな」
(お、おいまさか)
(言うつもりか!?)
(Aさん相手に正気か!!)
二人の会話を聞きながら近藤たち三人は息を潜めていた
「あー、あの安売りして買いだめてたやつ。でもそろそろ治ったんじゃない?早めに出てこないと、沖田君とお兄ちゃんまでやられちゃってるし」
「いやそれが厠入ったはいーが……紙なくてケツ丸出しで動けねーんだわ」
《言ったァァァ!!》
(言いおった、こいつ言いおったぞ)
(いくら仲良いAさんでもそれは……これで万事屋の好感度も地に落ち)
「もー、またそんな変なことなってるの?銀ちゃん好きだねー」
「好きでケツ出して身動き取れなくなってるわけじゃねーって。紙がねーのが悪いんだって」
「ふふっ、なにその状況」
《何ィィィ!?わ、笑っているだと!?》
近藤たち三人はてっきりAが汚い下ネタに怒ると思っていた
「笑うなって、こっち大変なんだぞ」
「ごめんごめん。銀ちゃんってホント予想外のことなってて見飽きないねー」
「人が大変な状況で何か楽しそーだな」
《こ、こいつまさかッ……》
「だって、いっつも変なことなってて衝撃が……ふふっ」
「そういうお前も、いつも家でバタバタして風呂上がりに着替え乱れて胸見えてたり見飽きねーけどな」
「なっ!!」
銀時の発言にAは顔を真っ赤にし二人の雰囲気が甘くなって近藤たちは額に青筋を浮かべる。
《Aさんとの仲を見せびらかしてやがるのかァァァ!!》
銀時は個室でニタァと笑っていた
(ふ、ふざけるな!こんな極限状態でなに仲良さそうに話してんだよオイ!)
(風呂上がりに胸見えてるってどういう事ですか!!まさか二人で一緒に住んでる!?)
(Aとこれほど仲の良い男がいるとは……)
近藤、東城、敏木斎が動揺するなかAが口を開く
「とりあえずトイレットペーパー持ってくればいいんだね。待ってて、1ロール探してくる」
『!!』
Aはすぐに厠を離れてトイレットペーパーを探しに行った
救われたはずなのだが近藤たち三人は彼女の発言を聞いて何かに気づき目を見開く
「おいこれちょっと待って」
「Aさん今1ロールって」
「そりゃお前ら何も声出さねーから俺しかいねーと思われてるだろ」
《何ィィィ!!?》
「ま、Aが戻ってきたら紙分けてやるよ」
《罠か!?本心か!?どっちだ!!》
親しい相手にも恥じらいは持て 三 ※下ネタ注意→←親しい相手にも恥じらいは持て 一
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» あけましておめでとうございます!10個目でも見に来てくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月6日 4時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - あけましておめでとうございます。そしてシリーズ数二桁突入おめでとうございます。今年もぜひ、夢主ちゃんとお兄様の活躍と銀魂キャラたちの奮闘を拝見させてください! (2023年1月2日 10時) (レス) id: 503469204d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年1月1日 3時