ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう 九 終 ページ33
「あ〜あ、滅茶苦茶やってくれやがって、あのヤロー」
「ああああ、ペスがァァ!! 余のかわいいペスが……噴水の如く喀血しておるではないかァァ!! 長谷川!!無傷で捕えよと申したはずじゃぞ。どう責任をとってくれるか!! 国際問題じゃこれは!! オイ聞いておるのか」
ハタ皇子が長谷川の方へ抗議しに来るが、彼はタバコを咥えてライターで火をつける。
――背筋のばして生きる? まるでガキの学級目標じゃねーか
――そういや、お袋もよく言ってたな。
――背中まがってるぞ、しゃんと立てって……
――母ちゃん俺達……今……まっすぐ立てているか?
長谷川は白煙の上がるタバコを咥えながら、返り血まみれの新八と銀時を見つめる。
銀時は血を飲み込んでしまったのか苦い顔して舌を出し、新八は返り血で汚れた服をみて呆れていた。
「今回の件は父上に報告させて貰うぞよ長谷川!!」
「……せーよ」
「な!?」
「うるせーって言ってんだ!! このムツゴロー星人!!」
長谷川は大きな声を上げハタ皇子にアッパーを食らわせた。
皇子は打ち上げられ落下してドシャッと音を立てる。
「あ〜あ!! いいのかな〜、んな事して〜」
「しるかバカタレ。ここは侍の国だ好き勝手させるかってんだ」
長谷川は咥えたタバコを手に取り、口から煙を吐く。
「でももう天人取り締まれなくなりますね。間違いなくリストラッスよ」
「え?」
「バカだな。一時のテンションに身を任せる奴は身を滅ぼすんだよ」
余裕そうにしている長谷川に新八と銀時は冷静にツッコんだ。
終【第ニ訓 ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう】
長谷川さん 一→←ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう 八
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刹那*桜(プロフ) - きゃすみさん» 返信遅くなってしまってすみません!!コメントありがとうございます! (5月14日 14時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
きゃすみ(プロフ) - もう少し行あけると読みやすいです。でもめっちゃ面白かったです!! (2022年10月10日 13時) (レス) @page3 id: e6f2b24efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2021年2月13日 8時