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ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう 六 ページ30

Aは触覚の天人を見て呆れた顔をする

「ハタ皇子、またですか」
「お〜、Aではないか」
「え、なにAちゃんアレとも知り合いなの」
「アレっていうなアレって! 指をさすな!」

 銀時が顔を引きずらせてハタ皇子と呼ばれた天人を指し、長谷川がすぐに彼のその指を手で折る。

「いででで!! テメー何すんだよ! だいたいペットになんで入国管理が動いてんだよ」

 長谷川はキレている銀時の肩に腕を回した。

「ヤバイんだよ。あそこの国からは色々金とかも借りてるから幕府」
「しらねーよ。そっちの問題だろ。ペットくらいで滅ぶ国なら滅んだ方がいいわ」
「ペットくらいとはなんじゃ。ペスは余の家族も同然ぞ」
「だったらテメーで探してくださいバカ皇子」
「オイぃぃ!! バカだけど皇子だから!! 皇子なの!!」

 長谷川は慌てて銀時の口を手で塞ぐ。
 Aと新八は呆れた様子で見ていた。

「アンタまる聞こえですよ。大体そんな問題アナタ達だけで解決できるでしょ」
「いや、それは無理だと思うよ……」

 新八が長谷川にいった言葉をA否定した。
 それに続いて長谷川が口を開く。

「ペットっつっても……」

 長谷川が何か言おうとすると、彼の後方でズズン、と重い音が聞こえた。

 破壊音と共に、触手の足を生やした巨大なエイリアンが進行してきた。

「おぉー、ペスじゃ!! ペスが余の元に帰って来てくれたぞよ!! 誰か捕まえてたもれ!!」
「ペスぅぅぅ!? ウソぉぉぉぉ!!」
「だから言ったじゃん!! だから言ったじゃん!!」

 新八が驚いて叫び声を上げる中、Aは呆れ顔でエイリアンを見上げる。

「これはまたおっきいですねーバカ皇子」
「え、今バカって言った?」
「言ってませんよバカ皇子」
「確実に余のことバカにしておるじゃろ!」

 Aはハタ皇子にツッコまれながら冷静に返す。

「あっ! テレビで暴れてた謎の生物ってコレ!? こんなのどーやって捕まえろってんスか!! っていうかどーやって飼ってたわけ!?」

 新八は動揺して叫ぶが、ハタ皇子は特に変わった様子なく彼の疑問に答えた。

「ペスはの〜、秘境の星で発見した未確認生物でな。余になついてしまったゆえ船で牽引してつれ帰ったのじゃふァ!!」

 ハタ皇子の言葉を遮ってペスは触手で彼の頭を殴り、皇子は遠くの方に飛ばされていった。

「全然懐いてないじゃないスか!!」

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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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刹那*桜(プロフ) - きゃすみさん» 返信遅くなってしまってすみません!!コメントありがとうございます! (5月14日 14時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
きゃすみ(プロフ) - もう少し行あけると読みやすいです。でもめっちゃ面白かったです!! (2022年10月10日 13時) (レス) @page3 id: e6f2b24efc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2021年2月13日 8時

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