【設定集】聖アルカ･マキナ魔法魔術学園【紫蘇】

. ページ23

【性格】
実直で冷静、12歳にしては礼儀正しく敬虔な信者。自分の感情を律することに長けており、常に落ち着いている。感情表現は控えめであるがしっかりしている。と、言っても彼女はまだ幼く、感情のコントロールも完璧ではないため稀に激情に突き動かされて後先考えずに行動してしまう事も。基本的に人を傷つける意思を持たないが、カッとなった際にはタガが外れるために人を傷つけてしまう恐れがある。本人もそれを自覚しており、どうにかそれを無くそうと努力している模様。

清廉な乙女である一方、信じるもののためならどこまでも突き進めるパワフルさも持ち合わせている。これは恐らく幼く純粋故に疑うということを知らないからだと思われる。真っ直ぐな性格と言えば聞こえはいいが、猪突猛進とも言い換えられる。少々思い込みが激しいところもあり、それを他人に相談する機会を自ら設けようとしないためか偏った思考を抱えたまま突っ走る悪癖になりかねないくせを持っている。止まって落ち着くまで反省ができないのが目下の悩み。

献身的で他人を助けるのに多少無理してしまうところがあるのか、たまにかすり傷をこさえていたりする。助けを求められたら断れない、もとい断らない性質のようで、どうにかしようと奮闘する。それはアンサンセの生徒に対しても同じ。しかし信心深い性格故に、寮長の命令に対しては従順で彼らに「やめろ」と制止されたら助けられないことに対して悔やみながらも従う。
他人を助ける立場の人間になりたいという思いが強いため、自分から人に助けを求めることは稀。というより殆どしないと言ってもいいだろう。末っ子ということもあり元来甘え上手であるはずだが、学園生活を送っている現在ではそういった様子は見られない。彼女が他人に見せるのはしっかり者の一面のみである。弱音を吐いたり甘えたりされたら、彼女に親しい人間と思われていると言っていいだろう。

無知な子供のように見えて、他人の悪意には敏感。というよりも彼女が一等注意して気を配っている。過去に悪意のある人間に大事な人が傷つけられたという事があったようで、それ以降警戒心が強くなった。無垢ではあるが馬鹿ではない。簡単に騙されるようなことはないものの、相手にとにかく勢いで力説されたり、一見きちんと筋が通っているような嘘を吐かれたりすると弱い。結局何に対しても経験が足りていない、というのが正直なところ。

.→←【ジェネラス寮】フィロメラ・ガスリー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す