猫ミミ 081 おとぎ話だにゃ! ページ31
A:これって話すべきなのかな。
マサキ:先輩が決めて良いですよ。俺も聞きたい訳じゃないし。
A:じゃあ、おとぎ話風で。
僕はぽつぽつと、「おとぎ話」を語り始めた。
ある国に大きなお城があり、王様とお妃様がおりました。
二人の間には双子の王女がおりました。
姉の王女は髪が長く、妹の王女は髪が短いのが唯一の見分け方です。
妹の王女は頭が良く、姉の王女はあまり頭が良くありませんでした。
妹の王女は外面の良い娘で、両親からとても愛されました。
それゆえ、姉の王女は後々陰気になってゆきました。
使用人たちは「後継者は妹の王女様だ」と口々に言います。それは姉の王女も解りきった事でした。
妹の王女は誰もいないときに姉の王女に酷い暴言を吐きます。
いくら姉の王女が両親に訴えても聞き入れてもらえません。
悲しんだ姉の王女は庭に入った野良猫にこの話をしました。
するとその野良猫は「お腹いっぱいにさせてくれたら助けてあげます」と言いました。
姉の王女は野良猫にゴハンを与えました。するとどうでしょう。野良猫は男の人になりました。
野良猫の男性は姉の王女の召し使いとなり、いつも一緒に居るようになりました。ですが、面白くない妹の王女は野良猫の男性に嘘を吹き込みます。
でも、野良猫の男性には通用しませんでした。
「今度主人の事を悪く言ったら、大旦那様に伝えます」と脅しをかけました。
その晩、妹の王女は姉の王女を殺そうとしました。
けれど、もともと野良猫の男性がその事を王様とお妃様に伝え、妹の王女は城から追放されてしまいました。
城から追放されると同時に王様とお妃様の浪費癖が国民に知らされ、城には姉の王女と野良猫の男性が留まり、使用人達と力を合わせて国を立て直しましたとさ。
A:ちゃんちゃん。
マサキ:長っ!!
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怜佳(プロフ) - ちびねこさん» 上手いわマジで←了解w (2014年6月7日 16時) (レス) id: 70be2a675a (このIDを非表示/違反報告)
ちびねこ - 怜佳さん» 載せたよ。「鈍緑青ののらりくらりとした本棚」の一番下の項目に載せてるよ。 (2014年6月7日 0時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
怜佳(プロフ) - ちびねこさん» ありがとう!!!!!絵、上手い←僕も応援の絵?書いてみたけど全然違う← (2014年5月30日 18時) (レス) id: 70be2a675a (このIDを非表示/違反報告)
ちびねこ - 怜佳さん» あ、じゃあ、ウチ載せるから少々お待ちを (2014年5月30日 18時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
怜佳(プロフ) - 絵、上手だ←あのさ、良かったら絵の乗せ方教えてくれないかな・・・? (2014年5月24日 8時) (レス) id: 70be2a675a (このIDを非表示/違反報告)
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