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前任「そして、2つ目。
元々、元の世界も本の中の世界も存在なんてしていなかった。
それに気づいたのは、あなたに捕まってる最中ですけど。
ここは、ヨコハマ。
私達がいたマイハマから少し離れた場所に移動させただけ。
図書館ごと移動させたのでしょう?
貴女にはもう1人仲間がいるはずだ。
移動の異能力を持つ者が。」
司「えぇ、いるわよ。」









そう言うやいなや、司書は前任の司書を押し倒した。
周りの者達がざわめく。
司書は恨みに目を光らせ、首を締め付ける。









司「その仲間は私の弟よ!
そこの芥川に殺された!
元々、あんたを司書から引きずり下ろしてやろうと思って図書館を奪ったのに、司書になる直前に弟を殺されて!
ほんとっ、なんなの!?
あんたはそのアルケミストの力でいい思いしてきたんでしょう!?
なら別に私にも分けてくれたっていいじゃない!」
中原「おい、その手を離せ。」









中原先生が、銃を司書につきつける。
司書が怯んだ瞬間に前任の司書は司書を蹴り飛ばし上から退けた。
首をさすり、酸素を吸い込む。









前任「それは、辛かったわね。
でも、私は被害者だわ?
こんな風に扱われる理由なんてない。
それにね、私が貴女に何故分け与えないといけないの?
貴女が利口でなかったのが運の尽きよ。
貴女は何故辻村深月の異能を貴女の徳田秋声が奪えなかったのか考え、ここに来ることを辞めるべきだった。」
司「何を考えれば良かったのよ!」
前「徳田秋声の異能は同じ名前の相手がいないと発動しない。
つまり、辻村深月は他にいた。
では、どこに?
これは余談だけど貴女が出会った辻村深月の母の名も辻村深月なの。
そして、









私も辻村深月なの。
私は秋声に異能を転送して貰った。
辻村深月のね。
つまり、貴女の徳田秋声が奪えないのは既に奪っていたから、そして異能が戻っていないのは秋声が生きている証。
それを気づくべきだった。」









そんな、わけ。
自分を呪った。

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悠歌(プロフ) - ゼロさん» ですよねぇ。では、前任の司書の方を「前任」で表記します。ご指摘ありがとうございました! (2018年4月15日 19時) (レス) id: b1dbb71ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 司書さんの区別を付けた方が良いと思うのですが...どうでしょうか。 (2018年4月14日 19時) (レス) id: 8a8cf15df7 (このIDを非表示/違反報告)
悠歌(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます!更新遅いですが、よろしくお願いします! (2018年4月5日 15時) (レス) id: b1dbb71ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年4月4日 3時) (レス) id: 8a8cf15df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠歌 | 作成日時:2018年3月22日 22時

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