幻想郷最強のあの子は百鬼学園の転校生です (ページ31)

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弐拾肆時間目ページ31

佐野「さすがにバレるよ。」

冷『なんの事ですか？』

佐野「今、「命」って言おうとしてあわてて佐野君って言ったんでしょ。そしたらさっきのことにも合点がつくし」

冷『…』

佐野「ね。いいがげん教えてよ。」

冷『ッチ。なんでバレんのかね。命にはバレたくなかったっていうのにさー。』

佐野「それが白夢さんの素？」

冷『そ。ボクは妖怪学校で平和に過ごすために人間で気弱な白夢冷を演じているだけ。』

佐野「人間でって…そんな自分が人間じゃないみたいに」

冷『だって人間じゃないもん。』

佐野「は？」

冷『いや、人間であるといえるけども人間でないとも言える。それがボク。』

佐野「それってどういう…」

冷『悪いけどここからは企業秘密。トラウマがあってさ。あまり言わないって決めてるんだ。あっでも他には言わないでね。』

佐野「分かった」

冷『ふふ。ありがとうね命。じゃあ。休日気を付けてな。』

佐野「白夢さんも気を付けて。」

冷『おうよ。』