50話 ページ2
Aside
いつもと何も変わらない日常を過ごして、早1ヶ月が経った。
そしてこの時期になると、中学3年間の中の最大のイベント、修学旅行がある。
修学旅行のことを少しずつ皆で決めだして、「楽しみだね」なんて言い合う。
先生「じゃあ、今から男女3人ずつで班を決めるぞー」
先生の言葉で、教室は「えー」「誰と組む?」なんて声が溢れかえった。
愛理「A〜、組もー?梨華も一緒」
「うん!これで女子は決まりだね」
梨華「あとは男子だけど……」
そう言ってりーちゃんは何故か杉谷の方を見た。
健太「ほら、行けって」
杉谷「何で俺なんだよっ」
健太「いいから、ほらっ」
南野くんに押されて、杉谷は私達の方にやって来た。
杉谷「あ、あの、よかったら、俺達とく、組まないか…?」
そう言ってどんどん声が小さくなっていく杉谷を見て、私達は思わず笑みを溢した。
杉谷「な、何で笑うんだよ!」
愛理「ふっ、ごめんごめん。で、どうする?」
梨華「私はいいよ」
「私も!」
健太「よしっ、決まり!よかったなぁ、春斗!」
杉谷「だからからかうな!」
梨華「でも、あと1人足んないね。どうする?」
「んー、誰か……あ、」
その時私は1人で居た東間くんが目に止まった。
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