14話 ページ15
Aside
そしていつも通りの帰り道。
私はあーちゃん達と帰っていた。
あーちゃん達といろんな話をしながら歩いていると、さーやが何かを思い出したように、あっ、と口を開いた。
彩花「そういえばA、この前浩ちゃんと会ったよ」
「……へっ?」
突然のさーやの発言につい変な声が出てしまった。
「浩ちゃんと……そ、そうなんだ……」
彩花「気にならないの〜?」
さーやは分かっているようにニヤニヤと笑っている。
あーちゃん達も微笑ましそうに笑っていた。
「そりゃあ…気になる、けど……」
美羽「Aちゃんは素直じゃないね〜」
愛理「可愛いね〜」
「もうっ、からかわないで!」
愛理「顔真っ赤だよ」
顔が赤くなるなんてしょうがないことだ。
あの人と会ったのはもう2年以上前のことだけど、それまでだってずっと思い続けてきた人の話なんだから。
彩花「お母さんと一緒に来てて、お母さんに「久しぶり」って言われたけど、浩ちゃんには「誰?」って言われた(笑)」
愛理「あー、さーやは髪ばっさり切ったからね」
彩花「そうそう、」
羨ましい、なんて嫉妬してしまう。
忘れられても会えるんだったらそれでよかった。
いいなぁ、私ももう一度だけでも……
美羽「Aちゃん?どうかしたの?」
「え?あ、ううん、何でもないよ」
愛理「Aは結構ボーッとしてるよね〜」
「む、そんなことないよ!」
愛理「いや、してるしてる!Aってよくコケるし」
「杉谷にも同じこと言われたんだけど、」
でしょ〜?、なんて言って笑うあーちゃんに、心外だなぁ、と返しておいた。
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スガ - いぇい!さん» 返信遅くなって申し訳ありません!ありがとうございます!先生バージョンとは先生がお相手の話ということですかね?遅くなるかもしれませんが、承知致しました! (2020年8月9日 9時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
いぇい! - 19まで読んだんですけど面白すぎてヤバイです笑 (2020年7月21日 0時) (レス) id: b3944d34d2 (このIDを非表示/違反報告)
いぇい! - はじめまして!まだ読んでるの途中なんですけどとても面白いです!あの、この作品が終わってからでも良いので先生バージョンもつくってほしいです!本当にできたらでいいので…!これからも更新頑張ってください! (2020年7月21日 0時) (レス) id: b3944d34d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スガ | 作成日時:2020年4月12日 3時