先輩、私肘置きじゃないです【呪術廻戦】

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部屋の扉を叩かれ、どうせ五条先輩だろうと無視したら、術式で扉を壊された午前5時。




お陰で今日のコンディションは最悪である。



心做しか頭も重い。


そして白髪グラサン野郎の肘が乗ってるせいで更に重い、退いて欲しい。




「朝から体術とかダルくね〜。」


『だるいなら部屋戻ったらどうですか。』




そもそもこの先輩が朝の一限から出席してること自体、異常なことなのだ。




「なんでそんなこと言うの？」


『だっていつも居ないじゃないですか。』




てか、なんなら今日も居なくてよかったのに。


任務行けクソ野郎！！！




「はぁ？冷たくない？先輩なんだけど。」


『先輩なら後輩の頭に体重乗せないでもらっていいですか。(訳:重いから退け)』




ホントいつまで私の頭に肘置いてるんだ、退けろ？？




「なんでそんなイライラしてんの？」




キョトンとした顔で上から覗き込んでくる白髪グラサン野郎。



コイツマジか、と思った。


3歩歩いたら忘れる鶏と同レベルの頭ですか？

今度からニワトリ先輩って呼んでやろうか。




『誰かさんのせいで寝不足だからですけど！？』


「え、A、昨日9時に寝てなかった？」


『そうそう折角10時間は寝れると思ったのに誰かに部屋半壊にされて起こされてって、




なんで寝た時間知ってんだよ変態！！！』


「キャー後輩に殴られちゃう♡」




先輩だけど一回しばいてもいい？




『で、なんで知ってるんですか。』


「部屋に監視カメラつけたから、てへぺろ。」




効果音自分で言うやつ初めて見たわ。



てか何処に付けられてんの？

カメラすら見かけたことないんだけど。



授業終わったら即外しに行こ。




「ちなみにトイレと浴室覗いて5個以上はつけたよ。」


『プライバシー皆無かよ。』




あー無理、この学校辞めたい。

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