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悪戯な水晶玉-3- ページ45

「!おうあなんなんなんて!??」


夏目くんがいきなり衝撃的事実を告げるせいで、私の語彙力は無くなった。



「だーかーラー、キミと遊木クンは運命のカップル、お似合いベッタベタ♡って事だヨ」


「いやそれは盛ったよね、夏目くん、今話盛ったよね?」


「…盛って無いヨ、本当だっテ」



こういう時に夏目くんは嘘と本音の見分けが付かないんですよね。困ります。



「ねえねえ、質問なんだけど、運命の人って俺たちTrickstarじゃ無くなったの?それはちょっと悲しいな…」



スバルくんが仔犬さながらの切なそうな瞳で夏目くんを見つめる。実に可愛い。



「いヤ、正確に言うと子猫ちゃんとTrickstarだネ。ボクの水晶玉にはキミたち4人の名前が出ていたんだけド、ファンの子がいるから考慮して子猫ちゃんだけ伏せたって感じだヨ」


「何それ聞いてないんだけどぉ。俺は?俺の名前も勢いで伏せちゃったんで((「やったぁぁああ!!なんかよく分かんないけど嬉しい!ゆうくんすき!!」……こんのクソガキ…!後で吊るすからねぇ!」



泉さんの脅しは取り敢えず置いておいて、私はゆうくんに抱き着く。
はぁ…良いにおいだ…運命の香りだ……。



「…わっAちゃん、ダメだよ……!教室ではそういう事しないのっ!」


((("では"って言った…!!)))
↑スバル泉夏目の今日の驚きNo.1


「あ、そういえばあの占いの時夏目くんが囁いてきた『おめでとう』って言葉はそういう意味だったんだね」



過去に遡って思い出してみると、
確かに夏目くんがゆうくんの耳元で何かを言う場面があった気がする。
あの時そんな事を……。



「んもう、早く教えてくれれば良かったのに♪夏目くんったらいじわるっ」
「…だって伝えるとキャラ変わるじゃんカ」



ぐっ…。ゆうくんの事になると狂ったように興奮しだす人間ですから仕方がない。許して。



「まあTrickstarは俺、ホッケ〜、サリ〜、ウッキ〜、それからAも合わせて5人だから輝くんだもんね!みーんな仲良し!運命運命〜♪」


スバルくんが明るく笑う。
今バラエティー的にまとめたね?



「はぁ。そろそろ始業時間だし、俺は3年生の教室に戻ろうかなぁ。折角来たのにゆうくんが冷たいし」

「あ、泉さんそういえば3年生でしたね」
「敬って」



そう言い残して泉さんは去ってしまった。
それを機に各自が散っていく。
私もゆうくんを目で追いながら席についた。


____さて、今日もゆうくんを眺める一日が始まる。

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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ!知ってますよ!! (2018年7月8日 0時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに!ヒロアかって知ってますか? (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます!励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです!これからも頑張ってください! (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白華 藍 | 作成日時:2018年4月29日 18時

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