プロデュース-3- ページ33
「ふふ、Aちゃんよく寝てる…可愛い♪」
誰かに頬をつんつんされている感覚。
「真〜、またAに構ってるのか？甘やかすのも良いけど、ダンスに集中しろよ〜？」
「ウッキ〜Aの事大好きだねっ」
「遊木はAに相当惚れ込んでいるようだな」
「ちょっとみんなストレートすぎるよ！？恥ずかしいからもう少しオブラートに包んでっ！」
頭上でゆうくんが叫んでいる。
うっすらと目を開けると―――
「ハッ!!おはようゆうくん！！」
ゆうくんだ！ゆうくんが居る！！
…そうだ、私は阿呆だから真緒くんがレッスン室まで連れて行ってくれている途中に爆睡してしまったんだった。
その時の事をふと思い出して、なんとなく自分の情けなさに恥ずかしくなった。
俯きながら素早く起き上がったが、トリスタの皆に迷惑をかけてしまった、という罪悪感からか皆を真っ直ぐ見つめられない。
「おはようAちゃん。よく眠れた？」
こんな時でも相変わらずゆうくんは優しい。
みんなが練習する傍らで呑気に睡眠をして……。
私は間違い無くレッスンの邪魔だったはずだ。
「あの、ごめんなさい」
膝の上に置いてあった、"ゆうくん抱き枕カバー"を付けた枕をぎゅっときつく抱き締めて、謝罪を述べる。
「わわわAちゃん！？そんな悲しそうな顔しないで〜！！」
すると、慌てたように真緒くん、北斗くん、スバルくんも私の側へ駆け寄って来た。
「お、おーいAさん、なんで謝るんですか？」
「すまない、俺がレッスンの依頼をしてしまったせいで…」
「わぁあっ俺がプレゼントしたウッキ〜抱き枕で元気だしてよA〜！！」
なんて良い子たちなんだろう、Trickster。
心の中がじんわりと温かくなって、もっとみんなのプロデュースを本気で頑張ろうと思った。
前向きにならなくちゃ。皆にこれ以上時間を無駄にさせる訳にはいかない。
「みっ、みんなありがとう……！私、頑張ってみんなの応援するし、陰で精一杯支えたいと思う。こんな暗い気分じゃだめだよね！」
目も覚めたしプロデュース開始だ！！
「Aちゃん…元気になってくれて良かった。笑ってる方がAちゃんらしいよ」
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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ！知ってますよ！！ (2018年7月8日 0時) (
レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに！ヒロアかって知ってますか？ (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます！励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです！これからも頑張ってください！ (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 藍 | 作成日時：2018年4月29日 18時
