待ち人-2- ページ18
私たちが叫んでいると、手元のスマートフォンにメッセージが届いた。
私はその送り主を見、飛び上がる。
「ゆうくんだっ！！」
「えなに俺にも見せて」
泉さんが寄ってくる。ふたりでスマホの画面を覗くと、ゆうくんから更に続いてメッセージが届いた。
『なんで泉さんが居るのか分からないけど、Aちゃんも校門に居るみたいだし迎えに行くね』
『実は僕、隠れてたんだけど……Aちゃんを待たせるのも良くないからすぐ向かう！！』
やっぱり隠れていたのか。
そりゃそうだよ居る筈のない思わぬ待ち人がこれから向かう場所で自分の事を待っているなんて。ましてやそいつがサイコ先輩だなんて怖くて近寄れ無いよね。
私がひとりで納得していると、泉さんがちらりとこちらを見て、
「今失礼な事考えたでしょぉ？」
と問う。あまりの鋭さに恐怖を感じた。
「べっ…別に何も考えてませんけど？？泉さんの勘違いじゃないですか？あはは」
「バレバレなんだけど。チョ〜うざぁい」
これは私の演技が下手過ぎるのか、彼の洞察力が素晴らし過ぎるのか。
なんて事を呑気に繰り返していると、ふいに肩を叩かれた。
「ひっ、誰ですかごめんなさぁゆうくん！！」
「ゆうくん！！お兄ちゃんに会いに来たの！？」
「ふたりとも反応が独特過ぎてどこからツッコめばいいのか分かんないよ……」
頬を細い指先で掻きながら、乾いた笑い声をあげるゆうくん。
待ち焦がれていた人物の登場に、思わず胸が高鳴った。
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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ！知ってますよ！！ (2018年7月8日 0時) (
レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに！ヒロアかって知ってますか？ (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます！励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです！これからも頑張ってください！ (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 藍 | 作成日時：2018年4月29日 18時
