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突発的 ページ2

『泉さん本当に帰っちゃったねぇ。寂しい〜』



そう、私はこんな事を言いました。
覚えていらっしゃいましたか?
……私だってこんな事言うつもり無かったんです!!冗談です!だから許して!ゆうくん!!



―――「泉さんが居ないと寂しいの?」



「へっ…!?えっ、と、別に全然泉さんとか不必要なんで!というかゆうくん近くないですか?眼鏡かけないと眩しすぎて直視できないので離れた方が……」



さっきまでもじもじした草食系丸出しだった彼が、突然目の色を変えて私に迫る。



「やっぱり、嫉妬は見苦しいかな、って……思ったんだけどね?」



え、嫉妬?嫉妬!?ねえ嫉妬なの!?
天にも登るような気持ちで一杯な私は彼に抱き着く。とんでもなく圧のあるやつ。

すると、突然彼は私の耳元でため息をつくと、呟いた。



「Aちゃんってさ……僕以外の男にもよく密着してるよね?本当はこんな事言いたくないけど、もう我慢できないから」



随分と心外な事を言われた。
私が放心状態で彼から離れて突っ立っていると、腕を引かれてバランスを崩す。



「おわっ、とと……ゆうくんにしては強引だね痛ぁッ!?」



気付くと背後には冷たい壁が……ってこれ都合良すぎるでしょ。
思わず笑えてきてしまった。



「ふっ…なんか漫画みたいなシチュエーションだねぇ、面白い」



私がニヤニヤと頬を緩めていると、彼は割と荒めに肩を掴む。その力が思いの外強くて、少しだけ驚いた。



「ふざけないで?」



夕日に反射して輝く、緑色の瞳。
それに吸い込まれるように、私の中から全ての言葉が失われた。

声が出ない。いつもみたいに冗談が言えない。



「さっき泉さんがAちゃんに近付いてた時、僕内心では妬いてたんだよ〜?だから、僕から目を離さないでって意味も込めて眼鏡を外したんだ♪」



私がゆうくんの素顔スマイルに弱い事を、彼は知っている。なんかゆうくんずるいなー…あは。



「ほ、ほんとに冗談だから……眼鏡外したゆうくんとふたりきりとか無条件で恥ずかしくて苦し紛れに言った冗談…」



ほんと、想像もできないくらい近距離での会話なので、彼から目を逸らし続ける。
数分前の私を口止めしたい気分だ。なんであんな軽い口叩いたんだろうか。



「ふふ、僕って近距離で人と目を合わせるの苦手だけど、Aちゃんがそんな風に目を泳がせてくれてるから助かるよ」



…ゆうくんは二重人格なのかね?
眼鏡の有無で性格変わり過ぎだよ!

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白華 藍(プロフ) - あまつさん» あぁ!知ってますよ!! (2018年7月8日 0時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ちなみに!ヒロアかって知ってますか? (2018年7月1日 2時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
白華 藍(プロフ) - あまつさん» こちらにもコメントありがとうございます!励みになります(^^)ゆうくん愛どんどんぶちかまして行きますのでよろしくおねがいします← (2018年5月9日 16時) (レス) id: 11d06c67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - ゆうくんメッチャ好きです!これからも頑張ってください! (2018年5月9日 15時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白華 藍 | 作成日時:2018年4月29日 18時

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