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「なんでお通夜みたいな空気になってるの？」
突然聞こえた声
久しく聞いていなかった声
「誰かに何かあったの？」
あれ？でも全員ここにいるよね？
今のこの食堂の中の空気とはまるで逆の明るい声
狐の面をつけたその男の人はさっきまで少し話題に上がっていた人物
クラレ先生だ
珍しく白衣を着ずにスーツ姿だ
「何？鬱君何かしたの？」
「なんで僕がしたこと前提なん？今回は僕がされた方です」
「へぇ、またなんか暴露しようとしたのかと思ったよ」
「……僕の生い立ちを皆に知られただけです」
「偶然？」
「……初めは偶然でした。途中で気づいたけど半分くらい話してたしそのままにしてたので…」
「ふーん。そっか。じゃあ鬱君はちゃんと過去と向き合えたわけだ」
「……」
「でも知られたくなかった？皆の態度が変わってしまうかもしれないから？」
「……」
「うーん、そんなに薄っぺらい関係なのかな？君たちの関係って」
違う
「鬱君は……考えすぎなんだよ。自分を追い詰め過ぎなんだよ」
だって
「情報屋だから？違うよ。君は今は情報屋じゃないでしょう？碧だけど、それはパソコンの中でだけでしょう？君は何に縛られているんだい？言わなくても分かることとそうじゃないことがあるでしょ？」
だって
「情報を扱う以上感情は隠さなあかんやん」
「それは違うよ。思ってることはそうじゃないよね？」
「……」
だから嫌なんだ
隠したい気持ちも蓋をしてる感情も
無理やりこじ開けて引っ張り出そうとする
「……言いたくなんてなかったんよ。知られたくなんてなかったんよ。自分の過去なんて何もかも消してしまいたかった。パソコンだったら簡単に操作して消すことは出来るのに……皆がこんなふうになるってわかってたから、ずっと隠してたのに……」
「でも伝えたい相手ができたんでしょう？全てを話さなきゃいけないって思ったんでしょ？」
「……僕は…人も事務的に殺すし、身体だって皆が思ってる以上に汚れてる。あの子は本当に綺麗だから、僕なんかを好きでいるんやなくてって思ったから」
あの子が好きなのは事実だ
それは誰にも負けないくらいに
でも、僕の過去を知られてしまうなら早いほうがいいと思った
僕がこれ以上好きになる前に
そう……思っ……
「相変わらず自分を否定するそれやめようか。結局過去に縛られているのは君のほうじゃないか」
「本当に、大ちゃんのそれなんとかしないとね」
過去は過去でしょ？
君は君なんだから
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白ごま(プロフ) - まこちさん» まこち様ありがとうございますm(_ _)m手直ししている時に非公開にしてしまっていたみたいですね。指差し確認本当に大事ですm(_ _)mご報告ありがとうございますm(_ _)m (2月9日 16時) (
レス) id: 4077e8578c (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)m途中64のお話が抜けてます!!報告失礼しました!! (2月9日 14時) (レス) @page19 id: 405ac979a6 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 白ごまさん» はずっすか･･･。ut先生、頑張ってください (2021年3月1日 15時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
白ごま(プロフ) - ReiHetaさん» ふふっ自分の中でははじめから改まって言わすつもりはなかったんですよね。言ってしまったからには後戻りはできない！あとは直進のみ！(のはずです） (2021年3月1日 14時) (レス) id: bba1a3ae28 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - やっと言ったァァァ！！ぽろりと言うなんて、白ごまさんのいけず(死語) (2021年3月1日 10時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
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