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「幹部で僕が初めてあの二人を殺そうとしたんやないかな？」
そう言うとAちゃんは目を見開いて驚いた
そうだろうね
そうなるよね
自分でもビックリやもん
クラレ先生のとこに来た二人をまた敵が来たくらいにしか思ってなかった僕は屋上からスコープを覗きながら二人を狙ってた
頭に標準を合わせて撃とうとした瞬間阻まれた
実はクラレ先生のとこにはもう一人、先生の助手の人がおったんよ
ナタリーちゃんって言ってな、美人のお姉さんやった
銃も剣術もハッキングも全てにおいて彼女に教わった
僕のお師匠さんやね
その人に止められた
「あの二人は先生のお客さんなんですよ」
ってね
危うく客人を殺すところやった
勿論クラレ先生に怒られたよ
そして二人にも謝った
「クラレ先生、もしかして彼がそうなのか？」
「そうだね、私が言っていたのはこのウツくんだよ」
クラレ先生が金髪の方の人と急に僕の話をしだした
「建物の前で狙ってたんはお前か？」
黒髪の方が僕にそう問いかけた
狙ってたのを気づいてたとは思わなかった
今までも気付かれた事はなかったから気付かれた事に驚いた
「知ってて何もせんかったん？」
「もう一つ気配があったし、そうじゃなくても防ぐくらいは出来るわ」
自信満々にそう言う彼に少し興味が湧いた
「ウツ君、彼等が国を作るのを手伝うつもりなんだ」
「国を作る？」
「正確には国を作り変えるかな？」
「それを僕に言ってどないするん？」
「君にもお願いしたいんだ」
クラレ先生が初めて僕にしたお願いだった
「君のそのハッキングの腕も、銃の腕も剣術も全てにおいて凄いものだよ。彼等に協力してあげてくれないかな？」
ただ、居場所をくれた先生のためにしていた事
他ならぬ先生のために
その先生が僕にそう言った
断れるはずがなかった
でも
不思議と嫌じゃなかった
彼等と共に過ごしていくということが
それから一年後
グルッペンによる我々国の奪還に成功
更に一年後
グルッペン・フューラーは我々国の総統となる
僕はそのまま我々国の幹部になった
全てを話し終えるとAちゃんは泣いていた
『……鬱様にどんな過去があっても、鬱様は鬱様です。それに変わりはありません』
「……やっぱり君は強いね」
『私はどんな過去があっても軽蔑なんてしません。鬱様が私の過去を知っても変わらなかったように』
ああ、やっぱりこの子は強いな
だからこそ
「僕は君のことを好きになってしまったんやろうね」
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白ごま(プロフ) - まこちさん» まこち様ありがとうございますm(_ _)m手直ししている時に非公開にしてしまっていたみたいですね。指差し確認本当に大事ですm(_ _)mご報告ありがとうございますm(_ _)m (2月9日 16時) (
レス) id: 4077e8578c (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)m途中64のお話が抜けてます!!報告失礼しました!! (2月9日 14時) (レス) @page19 id: 405ac979a6 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 白ごまさん» はずっすか･･･。ut先生、頑張ってください (2021年3月1日 15時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
白ごま(プロフ) - ReiHetaさん» ふふっ自分の中でははじめから改まって言わすつもりはなかったんですよね。言ってしまったからには後戻りはできない！あとは直進のみ！(のはずです） (2021年3月1日 14時) (レス) id: bba1a3ae28 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - やっと言ったァァァ！！ぽろりと言うなんて、白ごまさんのいけず(死語) (2021年3月1日 10時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
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