新研究 ページ34
『アルフレッド賞異能学賞……
__________受賞は、柊研究所代表！柊さん！…ですが、諸事情で代理者の方に受け取って貰います。おめでとうございます。』
会場は、多くの拍手に包まれていた。輝かしいメダルがついたものを手渡しで渡される。それを受け取る若い代理人の研究者は柔らかい笑みを浮かべていた。
「ありがとうございます。きっとリーダーもお喜びになるでしょう。」
少し離れたところにいる自身の主人への目を配ってそういった。
会食などの面倒なものを全て終えた柊達は自身の屋敷に戻って来ていた。先ほどまで母上や父上、使用人達と騒いでお祝いをしていたところだった。皆が寝静まり、置いていたのは研究者と無駄に元気な子供達だ。
『ごめんね、代理なんて頼んで』
「否、これくらいどうってことないです。」
少し嬉しそうな顔をしながら微笑んでいる姿に引きつられみんなで笑顔になる。その様子を見たAは少しニヤリと笑うといきなり飛び始めた。
『ィェーィ！賞金は端金だし、パァーっとご飯食べに行こ！』
「せんせー！！僕たちもいける？」
『良いよ〜、先生が連れてってやる！！』
子供の質問に胸を張って答えると子供達は集まって嬉しそうにご飯の話をする。
「やった！！」
「せんせー！この前のくっきーたべたい！」
「はんばーぐ！はんばーぐ！」
『わかったよ〜、みんなで決めてね！』
「研究長！報告書と研究結果をまとめてからにしてください。」
みんなで盛り上がっていると後ろから束になった資料をAの頭に置きそういった。
それを受け取るとパラパラとめくり内容を確認するとAは少し驚いたように目を瞬かせた。
『あれ？あの研究の結果出たんだねー良かった！』
「今回のはなんですか？」
『あぁ、あれ？もう実物は出来てたけどどっかに申請するときはきちっとした報告出さないといけないだろう？謂わば、公的書類用なのだよね〜』
ここの研究員は貧困街などから拾ってきた謂わば、義務教育とやらを受けていない。なので、私が一定の指示を出してそれをやってその研究結果をまとめて貰うだけしてもらっている。いつ、誰が入ってくるか分からないので公には晒せない内容のものは電子化したり紙に書いたりはしていない。自身の頭だけにギリギリまで残しておく。故に研究者達も私が何をしているのかは全く知らない。
「だから何のですか？」
『
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トカ - 続きが気になります！！ (3月13日 18時) (
レス) id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
akira Ms(プロフ) - 続きか気になります！ (2021年10月26日 0時) (レス) @page41 id: 861ea02611 (このIDを非表示/違反報告)
リエ(プロフ) - 続きが気になります！！更新待ってます！！ (2020年8月17日 16時) (レス) id: b49ba01a8b (このIDを非表示/違反報告)
雪宮暦 - 完結してるんですか？ 続き気になっていますので、もし続いているのでしたら、更新待ってます！ 頑張ってください！(≧∇≦)/ (2019年10月22日 2時) (レス) id: 8bc008a5bb (このIDを非表示/違反報告)
さき - 完結お疲れ様でした。今までとても面白い作品をありがとうございました。いつかきっとまた貴女様の文章が読める日を待っています。 (2019年8月5日 22時) (レス) id: e215e85756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珈琲チョコ | 作成日時：2017年12月2日 23時
