アルフレッド賞 ページ33
「国木田さん、太宰さんが仕事をッ!押し付けて!」
敦が太宰の置いた多い荷物を移動させているとそこへ太宰が追加の書類を乗っけた。
敦が抗議を上げたところで国木田が叱りに入る。
「唐変木!!いい加減仕事をしろ!貴様の良くない噂が広まっているのだぞっ!!」
「えぇ〜、それは違うよ国木田くーん。私のような勤勉な調査員は中々いないよ〜それに国木田くん、噂話をし過ぎると口が皺だらけになるそうだよ」
「何っ!?それは本当か!」
「ほらほら、早く手帳にメモして〜」
「噂をしすぎると口が…」
「嘘だけど」
太宰の声とともに万年筆が折れる音が響き、太宰の態度に国木田が首締めにかかる。
探偵社の日常である。
「この迷惑噴射機がぁ!!!」
太宰の首を絞めながらしばらく振り回す。
暫くすると国木田は回すのをやめて、時計を確認した。
「おっと、この唐変木のせいで15秒遅れてしまう。賢治、テレビをつけてくれ」
「テレビ?見たい番組があるんですか?」
「今年は、珍しくアルフレッド異能学賞の授賞式があるんだ」
※アルフレッド賞…ノーベル賞のようなものだと思ってください。
異能学も創作です。実際はないです。
「…異能学って初めて聞いたのですが…」
「異能学は、異能力を理論や法則性などを研究する分野のことだ。唯、その研究が特殊故…毎年受賞されるものではないんだ。
だが、今年は受賞があるそうだからな。しっかりとチェックせねばならん」
「あれ?アルフレッド賞の受賞者って、結構先に発表されるものでないんですか?」
「異能学は特殊だと言ったろう。異能学は、今や外つ國もこぞって研究している。国々が勢力や圧力をかける。その名誉は、期限まで公表できんのだ。」
そう説明していると伸びていた太宰が起き上がり補足をする
「だから、毎年受賞式と世間への発表は間近になるまで分からないのだよ」
「成る程…あ、授賞式が始まるみたいですね!」
………………………
ごめんなさい、連休めっちゃ満喫してました。
楽しかったです。
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トカ - 続きが気になります!! (3月13日 18時) (レス) id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
akira Ms(プロフ) - 続きか気になります! (2021年10月26日 0時) (レス) @page41 id: 861ea02611 (このIDを非表示/違反報告)
リエ(プロフ) - 続きが気になります!!更新待ってます!! (2020年8月17日 16時) (レス) id: b49ba01a8b (このIDを非表示/違反報告)
雪宮暦 - 完結してるんですか? 続き気になっていますので、もし続いているのでしたら、更新待ってます! 頑張ってください!(≧∇≦)/ (2019年10月22日 2時) (レス) id: 8bc008a5bb (このIDを非表示/違反報告)
さき - 完結お疲れ様でした。今までとても面白い作品をありがとうございました。いつかきっとまた貴女様の文章が読める日を待っています。 (2019年8月5日 22時) (レス) id: e215e85756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珈琲チョコ | 作成日時:2017年12月2日 23時