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かくして。不思議な気分のまま、彼らとチョコレート作りが始まった。
４人はジャケットを脱いで、お揃いのエプロンを身につける。
私にもエプロンを貸してくれたので、もたもたと身支度をしている間に、甘い香りが強くなった。
彼らの持つボウルにはすでに溶かしたチョコレートが入っている。
それに、生クリームを加えて。
小分けにした後、それぞれにドライフルーツだとか、ナッツだとかを入れたり。
冷やして、小さなかたまりにして、また冷やして、形作る。
「やべ、ココアパウダー持ってきてないわ…ちょっと取ってくる」
「俺、ラッピング取ってくるな〜」
「俺もちょっと行ってくる！」
うらたくん、センラくん、坂田くんが居なくなった。
しばらく無言の時間が続いた後、隣で作業していた志麻くんがポツリと言った。
「二人きり、やなあ」
「え、あ、うん…そうだね…」
そうやって改めて言われると、なんか、緊張する。
誤魔化すように手元のガナッシュを手でコロコロと丸めていると、
「…照れてる？」
見透かしたように横から覗かれて、ビクッと肩が跳ねた。
「い、いや！別に…！」
そんな整ったお顔で、色気のある微笑で見つめないで欲しい…！
見つめ合って、数秒。
「また！まーしぃが出し抜いて差つけしようとしてる！」
戻ってきたセンラくんの言葉に、パッと二人して目線を外し、距離をとった。
「一人だけずっこいじゃん、もうなんなん！？」
続いて、坂田くんが、ぷんすかしながら入ってきた。
「…僕らも、みんな恋してるって事だからね」
うらたくんも意味深な言葉を言いながら帰ってきて、またキッチンは賑やかになった。
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しろ鮎(プロフ) - ちぇろさん» ちぇろさん！ご無沙汰してます、コメントありがとうございます〜！SWEET〜のお話は、私が原曲とても好きなので入れさせてもらいました。一応新作もちまちまと制作はしてますが相変わらずいつになるか分からないんで…また覗いてやってください。ありがとうございます！ (2021年4月25日 11時) (
レス) id: dffb4b3955 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ - 更新お疲れ様でした！遅ればせながら全部読ませていただきました、どのお話もすごく素敵でキュンキュンしました…！特に最後のお話はSWEET TASTE PRESENTの歌詞が所々に散りばめられていて、呼んでいてワクワクしました！また次の更新があれば楽しみにしてますね！ (2021年4月22日 20時) (レス) id: 40064b36ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ鮎
| 作成日時：2021年2月14日 18時
