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「そっか、よかった」
あの日からみんなの様子が
変わったことを話すと
はぁ、と安心したように
息を漏らしそう言うと
背を伸ばして椅子に座りなおし
それにつられて私も背筋を伸ばす
「でも今日は
それを確認しに来たわけじゃないんだ」
『…？』
そうだ
オフなのにここにいる理由を
聞くのを忘れていた
企画の事かな
「Aちゃんに伝えたいことがあって」
『あ、ちょっと待ってください
メモ持ってきます！』
部屋の隅に置いた鞄に
ノートを取りに行こうと
立ち上がろうとする私を
右の腕を掴み
座って、と低い声で引きとめる
「仕事のことじゃなくて」
『なん…ですか？』
腕を離しお互いの手のひらを
膝の上に直すと
また熱い視線をこっちに向け
口を開く
「俺、Aちゃんのことが好き」
『…え？好き？』
「うん、ずっと気になってる子だった
でも声をかけたとき気づいたんだ
Aちゃんのことが好きなんだって」
『なんで…』
「一生懸命仕事頑張ってる姿も
徹夜して廊下のソファで寝ちゃうとこも
全部Aちゃんなんだけど
目の下にクマをつくってるAちゃんを
近くで見た時
俺が守ってあげたいって、
守ってあげなきゃって思ったんだ」
『それは阿部さんが優しいから…
きっと好き、とかじゃ、ないです』
「ただの優しい気持ちじゃないよ
Aちゃんが余計なことに悩まずに
仕事に集中できるようになれば
Aちゃんの笑顔も見れるかもって
俺、結構頑張ったんだよ？」
『頑張っ、た？………っあ』
すぐに頭に浮かんだのは
最近の周りの態度の変化
あれは阿部さんが…？
「うん、Aちゃんの先輩たちの誤解を解いて
普通に仕事が出来る環境を作ってあげてほしいって
話をしたんだ」
わざわざタレントさんに
そんな事をさせてしまったのを
ごめんなさいと謝るべきか
まずはありがとうと伝えるべきか
考えているうちに阿部さんが口を挟む
「この事は俺がやりたくて勝手にやった事だから
嫌だったら怒ってくれてもいい。
喜んでくれたならお礼は後で聞く。
でも今は伝えた気持ちを真剣に考えてほしい、
Aちゃんの気持ちが聞きたい」
そして一呼吸おいて
”一人の男として見てほしい”と付け足した
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shiro(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございますm(__)m読んでくださってありがとうございます！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします☆彡 (2021年4月1日 14時) (
レス) id: 6582ec5665 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月30日 15時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2021年2月9日 0時
