【銀魂】月と君を永遠に【神威】5

194日目復活のF…じゃなくてR、いや、Sかな? ページ40

「私は、生きている。」


祭壇に一人佇むその女は、紫色の髪を揺らして一人踊っていた。


「私は、死なない。」


―この世への未練が有る限り。





「私はずっと、愛し続ける。」





―この世界に、貴女がいる限り。








「ずっと。」









―永遠に。









「ずぅっとね。」




女はそう言ってクスクスと笑った。額にある傷が痛々しげに見えるが、その女の瞳はにっこりと弧を描いて天井を見つめている。



「貴女は私の太陽。太陽は誰かが望み続ける限りずっと存在し、私に光を与えてくれる。」





だから私は、太陽がほしい。







貴女を手に入れて、私は完璧な存在になる。






「もう誰にも、邪魔はさせない。」






―貴女は、





「私だけのもの。」









女はニヤリと微笑んで、空を見つめた。









「やっと、見つけた。」









―私は呼吸ができる。





　動くことができる。



　瞬きをすることができる。






だから、




「私の太陽は、存在している。」








女の唇が、大きな弧を描いた。







「私のA。」









―今すぐ、助けてあげるからね。






「もうこの体にも慣れたからね。」


女はそう言うと、地を蹴った。









私だけのA








私は貴女を愛してる。

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