191日目緊急事態 ページ37
男「おい。そこのねぇちゃん。俺と一緒に飲みませんかィ。」
僕が一人カクテルを飲んでいると、傍に一人の男がよってきた。
―…こいつ、黒い。
男の周りは黒く染まっていて、瘴気に包まれていた。
―ほんと困ったなぁ。
どうやら僕は『あの日』を境に、こういったものが見えるようになってしまったらしい。
神という存在にに一歩近づいたからだろうか。
僕はそんなことを考えながら、男に向かってにっこりと微笑むと、
貴「遠慮しておくよ。私は今一人で飲みたい気分だから。」
男「もう一人ホスト追加してくだせぇ。」
―こいつ僕の話聞いてんのか?
僕がそう思いながらカクテルを空にしたころ、まるでそれを見計らっていたかのようにワインを持った男が僕の隣の席に着いた。
男1「何になさいますか。」
貴「いや。『何になさいますか。』じゃねぇよ。僕は一人で飲みたいっつったのになんでワインとホスト追加してくんだよ。ぶっ殺すよマジで。」
僕がそこまで言ったとき、
ガシッ
いきなり口元をつかまれ、ソファに押し倒された。
貴「ふぐっ…」
僕は相手を殺す前にせめて一目拝んでおこうと、男達の顔を見た瞬間。
硬直した。
総「随分デカい口を叩くんですねィ。零番隊隊長A。」
土「上司に対する口のきき方をわきまえられねぇとはなァ。調教が必要か?」
貴「……ほんとサーセンした。命だけは見逃してください。」
僕は僕の口元をつかんでいる総悟の腕を引き剥がすと、そのまま抗議の視線を向ける。
貴「どうしてこんなところにいるんですか。」
土「お前を捕まえに来たに決まってんだろ。」
貴「…」
―まずいな。
僕の顔の目の前には、総悟の顔が接近してきていた。
後ろに退こうとしても、総悟の腕ががっしり僕の頭を押さえつけていて動かせない。
貴「やめっ…」
総悟の唇がつきそうになったとき、
ガシャーン
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へたやん(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます!創也クンも中々ですよね、初めは結構キャラが定まってなかったんですけど。神威さんは本当に格好いいですよね!!これからも頑張らせていただきます。 (2015年6月10日 19時) (レス) id: dc6b786968 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 神威くんかっこいいし、創也くんも好きです!!面白くて、この作品大好きです!!!頑張ってください(≧ω≦) (2015年6月9日 18時) (レス) id: 1a47901f10 (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!訂正、誠に有難うございます!すぐに修正させていただきました。本当にありがたいです。是非これからも、よろしくお願いいたします! (2015年5月14日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - いきなりすいません!165日目新選組ではなく、165日目真選組だと思います (2015年5月13日 20時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 迦楼羅@乙夜さん» コメント有難うございます!面白いですか?!有難うございます。…そして来ました。この質問。ズバリ、お答えしましょう。夢主のバストは、……なんと、なんと、HとIの中間くら((殴 (2015年5月10日 9時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:へたやん x他1人 | 作成日時:2015年5月5日 21時