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172日目しばらくの別れ ページ19

貴「久しぶり。銀。」

夜、町中の者が寝静まっている中、僕はとある男と出会っていた。

銀「おめぇさんか。何の用だ。」

貴「特に用はないよ。ただ、もうしばらくは会えないだろうと思ったから。」

僕の言葉に、銀は目を見開いた。

銀「………そうか。でも、またいつか、会えるんだよな?」

貴「きっとね。それが、運命ならば。」

僕はクスリと微笑んだ。

貴「さようなら、銀。」

銀「ああ。またな。」

僕はくるりと踵を返すと、夜の闇に溶け込んでいった。









威「遅かったね、A。」

春雨の戦艦に入ると、神威が出迎えてくれた。

貴「そうかい?これでも頑張った方なんだけれど。」

僕はにこりと微笑むと、そのまま阿伏兎の部屋へと向かった。


ガチャ

貴「阿伏兎。はいこれ。」

そういって真選組のデータが入っている機器を阿伏兎の机に置いた。

阿「ああ、お疲れさん。随分早かったな。」

阿伏兎は書類から顔を上げると、僕の方をちらりと見て言った。

ドサッ

僕はソファに身を投げ、

貴「提督様には遅いといわれたよ。」

そういって苦笑した。

阿「…お前さんも大変だな。」

阿伏兎はククッと笑うと、また書類に目を移した。

―和やかねぇ。平和。

僕が瞼を閉じようとしたとき、

ドガァンッ

威「A。」

神威がドアを破壊して入ってきた。

―うるさいのが来た。

僕は小さくため息をつくと、ソファから立ち上がって神威を見た。

貴「どうしたんだっ…」

ガバッ

神威は僕を抱き寄せ、自分の胸に押し付けるとそのまま部屋を出て行った。


威「その傷、どうしたの。」

神威は僕の頬をさすりながらそう言った。

―ああ、あの傷か。

貴「ちょっと油断したんだよ。別にこれくらいすぐに治るよ。」

僕はそういってニコリと微笑んだ。神威は少しだけ不満そうな顔をしたが、不意に後ろに手をまわして抱きついてきた。

チャラ

貴「…これは。」

威「約束でしょ?」

神威はそういってにっこりと微笑んだ。

貴「…クス。」

僕は微笑むと、神威の頭を撫でた。

貴「有難う。神威。」

173日目ネタをください…。募集しております…。  by駄作者→←171日目女をヤローと呼ぶときは切り傷に気をつけろ



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へたやん(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます!創也クンも中々ですよね、初めは結構キャラが定まってなかったんですけど。神威さんは本当に格好いいですよね!!これからも頑張らせていただきます。 (2015年6月10日 19時) (レス) id: dc6b786968 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 神威くんかっこいいし、創也くんも好きです!!面白くて、この作品大好きです!!!頑張ってください(≧ω≦) (2015年6月9日 18時) (レス) id: 1a47901f10 (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!訂正、誠に有難うございます!すぐに修正させていただきました。本当にありがたいです。是非これからも、よろしくお願いいたします! (2015年5月14日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - いきなりすいません!165日目新選組ではなく、165日目真選組だと思います (2015年5月13日 20時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 迦楼羅@乙夜さん» コメント有難うございます!面白いですか?!有難うございます。…そして来ました。この質問。ズバリ、お答えしましょう。夢主のバストは、……なんと、なんと、HとIの中間くら((殴 (2015年5月10日 9時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたやん x他1人 | 作成日時:2015年5月5日 21時

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