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167日目零番隊隊長 ページ14

貴「今年は、零番隊隊長がやめたと聞いています。希望としてはそこの隊長になりたいです。」

僕はずっと昔、紫苑に買って貰った愛刀を片手に、沖田総悟と向かい合っていた。

総「(零番隊のことは世間には知られてないはず。やっぱり、こいつはただ者のじゃないですねィ。)」

沖田は木刀を一本、稽古場から持ってきて、それを構えながら女を見据えた。

すると、

貴「そんなおもちゃで・・・いったい何をするんですか?何か面白い芸でも見せてくれるんですか?」

僕は真顔のままそう言った。

―木刀とは・・・舐められたものね。

総「あんたにはこれで十分でしょう。」

総悟はそう言ってニヤリと嘲笑った。

貴「・・・先に急所の位置に寸どめをするか当てるかした方が勝ちということにしましょう。」

僕は真剣を鞘に納めたまま、足を肩幅に開いていった。

総「もし俺がかったら、洗いざらい話してもらいますからねィ。あんたのこと。」

二人の間に、緊張した空気が流れた。

ダッ

先に動いたのは総悟だった。

総悟は刀を抜こうとしない僕の急所めがけて、わざと僕の視界からずれて狙いを定めた。

ガキンッ

総「っ・・・やりますねィ。」

僕は刀を抜くことなく、鞘で木刀を受け止め、弾いた。

総悟はニヤリと笑い、僕と距離を置くとまたそのまま突進してきた。

―この目が見たかった。神威と同じ・・・人殺しの目。

僕は総悟の目付きが先程とは明らかに違うことに気づいて、少しだけ口角をあげた。

総「終わりでさァ。」

先程とは比べ物にならない位の速さで間合いをつめると、総悟は木刀を勢いよく振った。

バキィッ

土「なっ!?」

貴「フフッ。」

ドサッ

僕は総悟の木刀を鞘で受け止めると、そのまま木刀を粉々に叩き割った。それと同時に、総悟を吹き飛ばす。

貴「・・・」

僕は無表情のまま尻餅をついている総悟の首筋に鞘を当てた。

総「っ、負けやした。」

総悟は驚きを露にしながらそう言った。きっと、自分の身に何が起こったのかまだ理解できていないのだろう。

貴「では、約束通り、今日から零番隊隊長として職務を全うさせていただきますね。」

僕がそういいながら土方と呼ばれていた男と近藤さんを見ると、二人とも驚いた顔をしながら頷いてくれた。

168日目命は一人ひとつです。→←166日目主人公真選組ver



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へたやん(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます!創也クンも中々ですよね、初めは結構キャラが定まってなかったんですけど。神威さんは本当に格好いいですよね!!これからも頑張らせていただきます。 (2015年6月10日 19時) (レス) id: dc6b786968 (このIDを非表示/違反報告)
リル - 神威くんかっこいいし、創也くんも好きです!!面白くて、この作品大好きです!!!頑張ってください(≧ω≦) (2015年6月9日 18時) (レス) id: 1a47901f10 (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!訂正、誠に有難うございます!すぐに修正させていただきました。本当にありがたいです。是非これからも、よろしくお願いいたします! (2015年5月14日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - いきなりすいません!165日目新選組ではなく、165日目真選組だと思います (2015年5月13日 20時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 迦楼羅@乙夜さん» コメント有難うございます!面白いですか?!有難うございます。…そして来ました。この質問。ズバリ、お答えしましょう。夢主のバストは、……なんと、なんと、HとIの中間くら((殴 (2015年5月10日 9時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたやん x他1人 | 作成日時:2015年5月5日 21時

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