138日目終い ページ30
創「…連れて帰るか。」
ドスン
創也の手刀が、僕の首筋に落とされた。
…ように見えたが、僕は残りの体力を使ってギリギリでそれをよけた。
貴「ッ…はぁっ。はぁ。」
創「…さすがだな。A。だがいつまでもつか…!!」
バリッ
創也の体を囲むようにして、火が上がった。
創「…まだこんな力が残っていたか。」
貴「はぁっ、はぁっ、はぁっ。」
僕はがくんと膝をつき、その場に倒れた。
―もう、動けない。
威「A!」
神威が僕に駆け寄ってくるところで、僕の意識は途絶えた。
創「…何とかなったな。」
創也は遠くの屋根の上で着ていたマントについた埃をはらっていた。
創「Aは逃がしちまったが…あいつの頭にはもう以前の記憶がない。せいぜい残っているのは、研究所にいたころの記憶だけだな。」
創也は一人ククッと笑い、Aが先ほどまでいた場所にある血だまりの血を小さい容器にすくった。
創「もうそろそろだ。A。」
創也は手についた血をぺろりとなめ、不敵に微笑んだ。
113人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます。グロ系は大丈夫な方ですか。それはよかったです。(書いている私はだめな方なんですけど…)神威さんはちょっと純粋過ぎじゃないか?と、時々思う事がありますが、まぁ大丈夫だと信じています。これからも頑張らせていただきます。 (2015年5月6日 18時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - グロ系は全然平気ですのでお気になさらず^^ 神威の純粋さがね…もうですね…涙腺がぁぁぁぁ… 毎日楽しみに見てるんで頑張って下さい((´∀`)) (2015年5月5日 0時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!ちょっとグロい表現が多かったですね。スミマセン。毎日更新、頑張ります! (2015年5月4日 8時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - 救世主神威に涙ですっ!毎日更新お疲れ様です (2015年5月3日 23時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 琥珀さん» コメント有難うございます!頑張らせていただきます! (2015年5月3日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:へたやん | 作成日時:2015年4月11日 16時