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131日目兎耳&猫耳 ページ23

―ちょっとまって、すごく何とも言えないおじさんが僕の前にいるんだけど。

貴「な、なんだい?これ。」

阿「……知るか。」

僕は不思議そうな笑顔で神威を見た。神威はニコニコと微笑んだまま

威「それね。飲むとなんか動物の耳とかが生えてくるらしいんだよね。ランダムで。」

貴「……なんで阿伏兎は兎耳なんだい?」

―もしかして夜兎だから?

すると神威は僕の心を読んだかのように

威「さぁ。夜兎だからじゃない?」

そういってケラケラと笑った。阿伏兎は頭を抱えて部屋の隅で縮こまっている。

心なしか兎耳が垂れている。

―なんか…可愛い。

僕は阿伏兎の兎耳にときめきながら、

貴「まぁとりあえず、僕はその薬は飲まないからね。」

そういって部屋を出た。

この時、僕は知らなかった。

まさか神威が、あそこまで執念深いとは―――。


事件は、その日の夕食時におこった。

―なんか、頭が痛い。

僕は夕食を食べてから、頭痛のため部屋にこもっていた。部屋の空きがないから神威の部屋で。その為今この場にも神威はニヤニヤした笑顔で僕を見ている。

―なんか、いやな予感。

案の定、僕の予想は的中した。



頭痛がひき、ベットから体を起こすと、近くにいた神威が僕を見るなり鼻血を出して顔を真っ赤にした。

―何かおかしなものでもついているのか。

そう思って僕は頭を触った。すると、

ふにぃ

妙な感覚があった。僕は恐る恐る洗面所に向かい、自分の頭を確認した。


案の定、生えてました☆←

僕の頭には、真っ白な猫耳が生えていた。お尻の部分には、真っ白な尻尾が生えている。

貴「神威。お前、一服盛ったろ。」

僕は笑顔のまま神威を見た。

神威は僕の体を舐めるようにまじまじと見ると、

威「うん。夕食のスープに入れておいた。でもまさか猫なんてね。俺的には兎耳の方が「死ね。」

ドゴォォンッ

神威の体が一瞬にして壁にめり込んだ。

貴「猫になろうが戦闘能力はおちねぇんだよ。」

阿「おいおい!何の騒ぎ…って」

部屋に入ってきた阿伏兎は僕を見るなり鼻血出してその場にうずくまった。

―こいつも死にたいのかな?

僕はゆっくりと普段通りの笑顔を張り付けたまま阿伏兎に近づいた。

ふにゅ

貴「ふにゃぁっ」

僕はいきなり後ろから尻尾をつかまれ、その場に座り込んだ。

威「何…口調まで猫になんの?てか誘ってるよね。絶対。」

貴「どうしてそうなるんだよ糞餓鬼。」

僕は尻尾が視界の隅でフリフリと揺れるのを見ながら神威を見た。

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へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます。グロ系は大丈夫な方ですか。それはよかったです。(書いている私はだめな方なんですけど…)神威さんはちょっと純粋過ぎじゃないか?と、時々思う事がありますが、まぁ大丈夫だと信じています。これからも頑張らせていただきます。 (2015年5月6日 18時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - グロ系は全然平気ですのでお気になさらず^^ 神威の純粋さがね…もうですね…涙腺がぁぁぁぁ… 毎日楽しみに見てるんで頑張って下さい((´∀`)) (2015年5月5日 0時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!ちょっとグロい表現が多かったですね。スミマセン。毎日更新、頑張ります! (2015年5月4日 8時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - 救世主神威に涙ですっ!毎日更新お疲れ様です (2015年5月3日 23時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 琥珀さん» コメント有難うございます!頑張らせていただきます! (2015年5月3日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたやん | 作成日時:2015年4月11日 16時

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