検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:76,186 hit

126日目黒い王子様 ページ18

A視点

今、僕と瞳孔が開き過ぎている男は、ターミナルに向かって歩いていた。

銀「あらぁ〜多串君じゃないのぉ〜。どうしたの?こんな朝っぱらから。もしかして、ついにその瞳孔のせいで真選組を追い出されちゃったぁ?」

僕達が歩いていると、目の前から聞きなれた声がした。

―銀時か。

僕は番傘から顔を出して確認しようとしたが、目の前には黒い壁しか見えなかった。

どうやら瞳孔男が僕を自分の背中に隠しているらしい。

貴「……」

僕は何も言わないで普段通りの笑顔を作っていた。

土「誰が多串だ。俺が真選組をやめるときはてめぇの命日だと思え。この糞天パー。」

銀「よぉーし。いい度胸じゃねぇか。…って、お前のその後ろにいるのって誰だ?」

銀時は、瞳孔男の後ろにいる僕の存在に気づいて、顔を見ようと覗き込んできた。

銀「うーん。全然見えねぇな。」

土「おい!やめ…」

パサッ

僕の番傘が銀時の手によって奪われた。

銀「おめぇ…」

貴「久しいね、銀時。」

銀時は僕の顔を見て硬直した。僕は普段通りの笑顔であいさつする。

銀「なんでお前がここにいんだよ。」

貴「僕がここにいちゃあいけないのかい?」

僕と銀時が会話をするなか、瞳孔男は驚いた顔をしていた。

土「なんだてめぇ、Aと知り合いだったのか。」

銀「知り合いなんてもんじゃねぇ、こいつは俺の…」

その時、

ガキィン

銀時の後ろから現れた一太刀を、僕が番傘で受け止めた。

貴「とんだ挨拶ね。晋助^^」

僕の言葉に銀時と瞳孔男は目を見開いた。

銀「晋助って…お前まさか!」

高「クククッ、久しぶりだなァ。白夜叉。」

高杉はそういいながら、刀を鞘に収めた。その瞬間、

フワッ

僕の体は浮遊感に包まれた。

高「こいつは俺のモンだ。だれにも手出しはさせねぇ。」

高杉はそういって僕を担ぐと、そのまま銀時たちに背を向けて歩き出した。

貴「僕はお前の者じゃないよ。自分の好きなようにさせてもらう。」

僕はそういうと、高杉の腕の中から離れた。

スタンッ

僕の重力に逆らうような動きに、高杉は目を見開いたが、

高「クククッ、こいつは面白そうだ。」

そういうとまた歩き出した。

貴「そろそろ僕もこの星を出ようと思っていたころだからね。乗せてくれるかい?君の船に。」

僕がニコニコしながらそう言うと、

高「勝手にしやがれ。」

そういってターミナルへと向かった。

127日目嫌な予感。→←125日目心無い人形



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
113人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 最強 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます。グロ系は大丈夫な方ですか。それはよかったです。(書いている私はだめな方なんですけど…)神威さんはちょっと純粋過ぎじゃないか?と、時々思う事がありますが、まぁ大丈夫だと信じています。これからも頑張らせていただきます。 (2015年5月6日 18時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - グロ系は全然平気ですのでお気になさらず^^ 神威の純粋さがね…もうですね…涙腺がぁぁぁぁ… 毎日楽しみに見てるんで頑張って下さい((´∀`)) (2015年5月5日 0時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!ちょっとグロい表現が多かったですね。スミマセン。毎日更新、頑張ります! (2015年5月4日 8時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - 救世主神威に涙ですっ!毎日更新お疲れ様です (2015年5月3日 23時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 琥珀さん» コメント有難うございます!頑張らせていただきます! (2015年5月3日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:へたやん | 作成日時:2015年4月11日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。