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124日目同じ部屋 ページ16

沖田視線

貴「へぇ、ここは真選組なのか。」

今、俺の隣にいる女、Aは、あたりを見渡しながらそう言った。

普通なら、始めてきた場所に緊張したり興味を示したりして落ち着かないはずだが、Aの場合は違った。

肝が座っているというか、落ち着いているというか、兎に角、ただものじゃないのは確かだった。

Aの動作は一つ一つが美しく、それでいて、無駄がない。

―いきなり襲ったら、この女は反応できるのだろうか。

俺は柄にもないことを考えてしまい、小さく舌打ちをした。

貴「大丈夫かい?沖田総悟。」

Aは普段通りの笑顔のまま、俺の顔をのぞいてきた。

総「何でもないでさぁ。それより、俺のことは総悟と呼んでくだせぇ。」

俺は顔をそむけると、そう言った。

貴「総悟。」

Aの白く、細長い指が俺の顔に触れた。

総「っ!?/////」

俺は自分の顔が一気に熱くなっていくのを感じた。

貴「これでいいのかい?」

Aはいたずらっぽく微笑み、俺の顔から手を離した。

その時、

土「おい、お前の寝る場所を用意した。今日はそこで寝ろ。」

廊下の曲がり角からニコ中が現れ、Aの手をつかんだ。

貴「あら?それはどうも有難う。じゃあまたね、総悟。」

Aは突然現れたニコ中に驚くことなく、にっこりと微笑むとニコ中に手を引かれるままいってしまった。

総「クソッ。」

俺は自分の中に生まれた黒い感情に嫌悪感をあらわにした。


土方視線

貴「今日はここで寝るのかい?」

俺の隣にいる女は、感情がまるでない笑顔で俺の布団の隣に引かれている布団を見て言った。

土「不服か?」

俺は女の顔を見た。

こうしてみると、山崎が連れてきたこの女はかなり、いや、滅多にお目にかかれないほど美しく整った顔立ちをしていた。

―まるで天女だな。

俺が柄にもないことを考えていると、

貴「いや、不服ではないさ。こちらは泊めてもらう側だからね、文句なんて言えないさ。」

女はそういうと、布団の上に横になった。

貴「?どうした?君は寝ないのかい?」

―そんな無防備な姿してる女の隣で寝れるわけねぇよ。

俺はそんなことを考えながら、女の隣の布団に入った。

土「そういえばおめぇ、名前はなんていうんだ?」

俺は女に背を向けた状態で聞いた。

今女がどんな顔をしているかはわからないが、きっと笑っているのだろう。

貴「Aよ。」

―A。

土「お前、何者だ?」

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へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます。グロ系は大丈夫な方ですか。それはよかったです。(書いている私はだめな方なんですけど…)神威さんはちょっと純粋過ぎじゃないか?と、時々思う事がありますが、まぁ大丈夫だと信じています。これからも頑張らせていただきます。 (2015年5月6日 18時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - グロ系は全然平気ですのでお気になさらず^^ 神威の純粋さがね…もうですね…涙腺がぁぁぁぁ… 毎日楽しみに見てるんで頑張って下さい((´∀`)) (2015年5月5日 0時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!ちょっとグロい表現が多かったですね。スミマセン。毎日更新、頑張ります! (2015年5月4日 8時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - 救世主神威に涙ですっ!毎日更新お疲れ様です (2015年5月3日 23時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 琥珀さん» コメント有難うございます!頑張らせていただきます! (2015年5月3日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたやん | 作成日時:2015年4月11日 16時

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