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120日目会いたい ページ12

貴「暇ね。」

僕は今、鳳仙たちがいる部屋の上の屋根に座っていた。

下からは時折、鳳仙と神威の話し声が聞こえる。

威「日輪と一発。」

突然、神威の声が聞こえた。

―へぇ、大人になったのねぇ、神威も。

僕はクスクスと微笑みながら、下の会話を聞いていた。

が、不意に僕は立ち上がり、屋根から飛び降りた。

下の門の所に白夜叉たちを見つけたからだ。

―あっちの方が面白そう。

僕は2,3階の屋根の上に着地すると、下の様子をうかがった。

その時、

ドゴォォォォンッ

最上階からすさまじい衝撃音が響いた。

―始まった。

僕はクスリと微笑むと、近くの空いている窓から城の中へと入っていった。









※だいぶとびます。






貴「…随分騒がしくなったわね。」

僕はそうつぶやきながら、廊下を歩いていた。

すると目の前に、少年一人を囲んでいる百華を見つけた。

貴「あらあら…」

ブシャァァァァ

女たちの首が、一斉に飛んだ。

貴「幼い男の子相手に、少し酷過ぎないかしら?」

そういって微笑む僕の顔を見たのは、今、僕の胸に納まっている男の子だけだった。

晴「ヒッ…」

僕は柱を掴んでいた手を離すと、廊下へと降りた。

貴「大丈夫かい?坊や。」

そういってにっこりと微笑んだ。

晴「あ、あんた…吉原の女神か…」

貴「あら、よく知っているわねぇ。」

僕はにっこりとした笑顔を崩さないまま、少年を見つめた。

貴「坊や。名前は?」

僕が聞くと、少年は少し警戒しながら、

晴「晴太…」

そうつぶやいた。

貴「晴太。いい名だね。じゃあ、一緒に行こうか。」

そういって僕は手を差し出した。

晴「行く?…」

少年は顔を険しくして、警戒した様子で僕の差し出した手を見る。

貴「日輪の所にだよ。」

そういってクスリと微笑めば、晴太は少し顔を赤らめて、僕の手を取った。

晴「あんた…名前は?」

貴「…Aだよ。」

僕がそういったとき、後ろから百華の大群が押し寄せてきた。

晴「うわぁぁ!」

ダンッ

僕は晴太を抱き寄せると、一気に上へと跳んだ。

バチッ

電気を流して、上の階へと無事着地する。

貴「大丈夫かい?」

晴「う…うん。」

貴「僕はできればここの人たちは殺したくないんだ。だから、一気に日輪の部屋まで行こうと思ったのだけれど、どうやら無理みたいだ。」

僕は徐々に接近してくる気配に気づきながら、晴太の頭をなでる。

貴「ここからは、これから来る笑顔のお兄さんに、連れて行ってもらいな。」

121日目退場→←119日目パイプの上にて



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へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます。グロ系は大丈夫な方ですか。それはよかったです。(書いている私はだめな方なんですけど…)神威さんはちょっと純粋過ぎじゃないか?と、時々思う事がありますが、まぁ大丈夫だと信じています。これからも頑張らせていただきます。 (2015年5月6日 18時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - グロ系は全然平気ですのでお気になさらず^^ 神威の純粋さがね…もうですね…涙腺がぁぁぁぁ… 毎日楽しみに見てるんで頑張って下さい((´∀`)) (2015年5月5日 0時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 修華さん» コメント有難うございます!ちょっとグロい表現が多かったですね。スミマセン。毎日更新、頑張ります! (2015年5月4日 8時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)
修華 - 救世主神威に涙ですっ!毎日更新お疲れ様です (2015年5月3日 23時) (レス) id: 81f9e3415f (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - 琥珀さん» コメント有難うございます!頑張らせていただきます! (2015年5月3日 20時) (レス) id: 828e618828 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたやん | 作成日時:2015年4月11日 16時

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