590日目凶器。狂喜…狂気? ページ2
暫くの沈黙が続いた後、私は久しく感じていなかった気配を感じ、身震いした。
―くる…!
そう思った瞬間、本当に奴は現れる。
「…フフ。まさか貴方から呼ばれることがあるなんて…。嬉しいわ。」
聞き覚えのない声で、そいつはそう笑う。でもその声は、私の愛した者の声ではない。
何故―?
そんな疑問は、奴の姿を見ればすぐに理解できた。
私の目の前にいる奴は……レナの姿は、『また』変わっていた。
見たこともないような、ただの女の姿。
声もまた、聞いたこともない女の声。
「フフフ。あの姿でいればあなたは私のことを忘れないと思ったのだけれど…。少し事情が変わってね。泣く泣くこんな女の姿になったわ。」
聞いてもいないことをぺらぺらと話すと、レナはにっこりと笑って、小首を傾げた。
「それで…どうして私を呼んだのかしら…?」
たとえ顔が変わろうとも…こいつの笑顔はとても嫌い。
「あぁ…。あの男の事ね…。」
一通り説明をすると、レナはさも知っているかのような口調でそういって、ニヤリと笑った。
「お前が…レナがやったんでしょう。…神威の記憶を戻せ。」
私が睨みつけながらそういうと、レナは物怖じすることなくニヤリと笑った。
「別にいいけれど…条件があるわ…。」
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へたやん(プロフ) - ショコラさん» 返信ありがとうございます。はい。被害者が少なくて良かったです。←家の中にアブが…!?お気をつけてください。 (2016年8月21日 16時) (レス) id: 08241f2f07 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - へたやんさん» アブに刺されると痛いんですよね〜;; 被害者が少なくてよかったです(何も良くない←) アブは私の家の中に時々います((( (2016年8月21日 11時) (レス) id: 0a83098121 (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - ショコラさん» 返信ありがとうございます。はい。友達は刺されてましたけど、自分は大丈夫でした!← (2016年8月21日 9時) (レス) id: a1906e812c (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - へたやんさん» ま、まさかのアブ…!!たしかにいっぱいいますけど!! 大丈夫でしたか?刺されてませんか!? (2016年8月20日 23時) (レス) id: 0a83098121 (このIDを非表示/違反報告)
へたやん(プロフ) - ショコラさん» 返信ありがとうございます。確かに、自然が豊かでした!そして、行く先々にアブが沢山いました! (2016年8月19日 6時) (レス) id: a1906e812c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:へたやん | 作成日時:2016年7月17日 18時