曇り ページ19
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コーヒーが美味しくなかった？確かに今日はいつもと違うコーヒー豆を使ってみた。
トントンの好みに合わせて、隣国の「ヒジキ王国」でやっとみつけたコーヒー豆。
気に入らなかったのだろうか…。
tn「おいっつってんやけど？」
なかなか口を開かない俺にしびれを切らしたトントンが、イライラした口調で言った。
「あっ…ごめん。何だ？トントン」
なるべく相手を刺激しないように優しく、小さく尋ねる。
するとトントンは視線をずらして、
tn「…コーヒー、今日は一段と不味いな」
そう言った。
…やっぱり、気に入らなかったらしい。
トントンの好み、わかってないなぁ、俺…。
「…ごめん。すぐに別のやつ淹れるよ」
コーヒーの入ったマグカップを下げようとした時、トントンが俺の手をパシリと叩いた。
「いっ…」
意外と痛い。
tn「そんなことせんでええわ。勿体ないやろ」
さっきよりも強い口調で言われた。
「いや、残したの俺が飲めばいいだけだから…」
それなら、無駄にはならない。
良い考えだと俺は思っていたのだが、トントンは
tn「っ…俺の飲みかけに口付けんといてッ…!!」
そっぽを向いてしまった。
きっと俺の顔を見たくないんだろう。
俺は一言「ごめん」と言って再びキッチンに入る。
ht「おはよう」
次に来たのはひとらんだった。
ひとらんが柔らかい声色で言った挨拶は、トントンに向けられたもの。
「おはよう」
それでも、俺はひとらんに挨拶をする。挨拶は大事なものだと、ひとらんに教えてもらったからだ。
ht「…あぁ、うん」
冷たい、刺さるような視線。まるで「お前居たんだ」と言っているようで、胸がチクチクと痛くなった。
そんな視線から逃れるために、慌てて目を逸らし、自分のやるべき事に集中する。
ひとらんには緑茶を出そうかな。
コーヒーを淹れた時に使ったお湯の残りを温め直して茶葉の入った急須に沸かしたお湯を注ぐ。
そうすると、次々と幹部達が食堂に入ってきた。
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名月(プロフ) - ゆきちさん» ありがとうございます！励みになります！ (2020年4月12日 20時) (
レス) id: f9f0c292b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - 色んな視点での情景がとても面白いです！お気に入り追加させてもらいました！ (2020年4月9日 12時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
名月 - ねむるさん» あ、どもども!!そうですね、女主っすよ!!これから更新していきますんで!! (2020年2月4日 18時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - ふーん お気に入り追加していくぅ！！！一応確認だけど女主でおk...？()プロローグから好み射抜いてますわぁ......更新楽しみにしてます！！誰かは察してくれ！！！！ (2020年2月4日 18時) (レス) id: f070b83cbf (このIDを非表示/違反報告)
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