【鬼滅の刃】生きてますが何か？

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「蜘蛛の山振りだね、善逸」









「ねえええええちゃああああああん」









生きてるのぉ？死んでないのぉ？ってお得意のズビズビ声。羽織が濡れそう嫌だ。









「生きてますよーだ、ほら透けても無いし足もある」









しのぶに異常者を見るような目で見られる。お化けの定義ってそんなもんだろ！！









「なんでっ、なんで生きてるって言ってくれなかったんだよぉぉぉぉぉ」









「ごめんって、鴉がヘボすぎてさ」









私に縋り付いて泣きまくる善逸をとりあえず病室に戻して、炭治郎くんと猪に挨拶をする。









「どーも、善逸の姉です」









「善逸の同期の竈門炭治郎です、先刻はありがとうございました」









ご丁寧にお礼をしてくれる炭治郎くん。良い子、惚れる。









「ハシビラ…………イノスケ………………」









頸椎をやられてるらしく情けない声しか出ない猪。可哀想に。









「さてと、善逸落ち着いた？」









「落ち着く訳ないでしょうがぁぁぁ！！！だって死んだと思ってた姉がケロッと帰ってきたんだよ？今すぐ爺ちゃんと獪岳に手紙書きたいくらいだよぉぉぉ」









ハイハイ分かったよと背中をぽんぽんと叩く。









「で？なんで死んでるふりしてたわけ？」









振りしてたわけじゃないけどな？こっちにも事情があるのさ分かるかい弟よ。









「んー、まぁ最終選別は結局生き残ったわけ」









そう、アレは確か3年前。









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