【鬼滅の刃】生きてますが何か？ (ページ7)

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「んーー！眠い！あと一日寝かせて！」

無慈悲にも私を突き続ける鴉。もとい丸山。

「ねえあんた私を起こすことしか能が無いわけ？伝達とかちゃんとしてよ」

私を起こすのが仕事って思ってるからしょうがない。正直今すぐにでも鴉育ててる人に問い合わせたいけど。

「ゴメンネ…………」

こんな怒りんぼうの主のせいで唯一話せるのは謝罪の言葉のみ。なんて不憫な鴉だろうかと涙をのむ。

「さてさて今日は柱合会議だっけね、嫌だね」

だってあの派手派手煩いイケメン兄ちゃんとかよもやさつまいもエビ天兄ちゃんとかの絡みが死ぬほど面倒くさい。ネチ柱にもどうせなんか言われる。

「こっちのほうがパワハラだっての」

鬼も大変なんでしょうけどね！！あ、御館様は全然パワハラじゃないむしろマイナスイオンでてる、好き。

軽く身支度を調えて、長く伸びた金髪をいつものように結う。

「おはようさん」

今日お世話になる隠は目元が美人、惚れる。

「鳴柱様、道中何かあればご遠慮なく」

「いえいえどうも」

流石隠、プロ意識高すぎ高杉くん。めちゃめちゃ快適すぎて目の上と下が仲良くしたがってる。

「ごめん、寝るわ」

「どうぞ、良い夢を」

そのまますよすよと眠りに落ちていった私。

「……………き…ないか！！」

なんか煩い。誰だこの声。

「そろそろ起きねえか！！柱の前だぞ！！」

「ふごっ！！！！！」

はてさて。私が目覚めたのは誰かの背中の上。

隠さんかな、とぼやつく目で見ると目の前に見えるのは昆布頭。

「ようやく起きたの？僕おばさん背負ってるの疲れたんだけど」

「おばさんって誰よ」

心外だよ時透。私まだアラサーでもないよ。

誰かの怒声で起きたもののその怒声の主が見付からない。早く降りてよと文句を言う時透を無視してひょいっと顔を上げると見えたのは隠の横に押さえつけられてる赤髪の彼。

「…………あ、善逸の友達だ」

「なんだお前、派手に知ってる見てぇだな」

出た派手派手兄ちゃん。そしてその隣にはよもやさつまいもエビ天兄ちゃんもいる。

と、その瞬間ついに時透に振り落とされた。無念。痛い。

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