【鬼滅の刃】生きてますが何か？

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私、馬鹿だなあ。









すぐ失神しちゃうし、弟泣かせちゃうし。









それに、上弦がいるのにその間失神していた私は本当に馬鹿だ。









「炭治郎くん、猪………………煉獄」









3人の音はする。鬼の禍々しい音もする。









でも、でもどうして。









どうして、煉獄の音が段々小さくなってるんだ









いつも馬鹿みたいにでっかくて優しくて強くて暖かい音がするのに。









今は弱々しい音しかしないのは何でよ









「煉獄ッ……………！！！！！」









「Aさん……」









何、これ









おかしいよ









血だらけの煉獄、現実から逃げるかのように駆けていく上弦。









煉獄の鳩尾は何かが貫通した跡。炭治郎くんは動けない模様。









「逃げんな鬼！！！！！」









鬼を追い掛けるために力を入れる。









雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 神速









「なっ」









ほんの少し、ほんの少し首の奥まで届かなかった刀身。









打った頭がかち割れそうな程に痛む。









崩れ落ちた私を一瞥して去って行こうとする鬼。









何も出来なかった。









重い体を持ち上げて、煉獄の元へ足を進める。炭治郎くん、猪、善逸、そして木箱の中へ居るであろう禰豆子。









「A……………すまないな、俺のことは許さなくて良い」









「喋らないでよ」









喋らないで、生きられるだけ生きて欲しいの









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