18 ページ22
.
「エッもう思いの外早く仕事終わったから帰って良いですかー!眠いんですけどー!」
「好きにしろ俺としてはさっさと消えて欲しいがな」
ほんとになんだよこいつ。蜜璃居ないと情緒不安定かよ依存症だよ病院行きたまえ。
「んじゃ!お言葉に甘えてー」
さあさあ帰ろう、とるんるんで山を下る。伊黒は何故か着いてきてる。私のこと好きかよ。
「君はなーんで着いてきてるんだい」
「だからお前と言う奴は………」
少し歩いて私と違う方向に歩いて行った伊黒。嬉しそうな顔をしていたのは見ていなかったことにしよう。
「ウオ、君しのぶの鴉?」
飛んできた若い鴉。あぁ丸山もこんな感じでひゅーんって飛んできてくれればいいのになぁ……
嘴に挟まれた手紙を開く。なんかいつもより達筆だから怒ってんなこれ。
「貴女の弟君が訓練をサボっておられます故至急来られたし…………………」
……いや、知らんよ。
私なんも出来ないよ?しないよ?それに私も昔機能回復訓練サボった身なので?同じだよ?
しかしここでしのぶの怒りマークが頭に浮かんだので神速とは行かないが霹靂一閃で蝶屋敷へ向かうことにした。ごめん丸山置いていくね。
「ごめーんくださーい、サボってるとか言う奴の姉ですがー」
「あらあらおサボり姉弟のお姉様の方がお見えになりましたねぇ」
なんだよ私達姉弟揃って問題児認識ですか。酷。
「で?うちの弟はどちら?」
まさか庭の木に吊し上げられたりしてないよね??
「さあ?今頃台所のお饅頭でも盗んで勝手に1人で食べているのでは?私の想像ですが」
想像にしては現実的すぎるね!!ということで台所へズカズカ入っていくと案の定お饅頭を貪っている善逸。
「コラてめえちゃんとしやがれ」
「っねっねっねっねえちゃん!?!?爺ちゃんのとこいってたんじゃないのぉ!?」
「帰ってきたの、ほら回復訓練行ってこい」
しのぶのあの煽りを受けたらきっと出来るさ。弟の背中をバンッと叩けば汚い高音とともに遠くに飛んでゆく金髪。
「な、鳴柱様………………」
「おっとごめんよ怖かったかいきよすみなほちゃん」
小さい子達に引かれた。泣いた。
.
690人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
??? - 最高に面白いです!めっちゃ好き!! (2022年11月11日 22時) (レス) @page39 id: 2db77d95e6 (このIDを非表示/違反報告)
R−アル−(プロフ) - お久しぶりです!(鸚鵡返し) (2020年10月12日 0時) (レス) id: dd3cf6d358 (このIDを非表示/違反報告)
菜種梅雨佐矢花(プロフ) - この作品の夢主さんのイラストを描いて良いですか? (2020年7月24日 14時) (レス) id: 495b618e4b (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。。(プロフ) - さねみんとの絡み(あわよくば落ち)ほしいです!!これからも応援してますー!! (2020年7月21日 23時) (レス) id: 96248fe59a (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - ふぉぉぉ!無限列車編頑張ってください!! (2020年7月21日 19時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ