�供�太宰の家へ ページ6
《中原side》
翌朝。
「忘れ物はねえな？」
『ない！』
「太宰に何かされそうになったら？」
『ましんがんでぎったんぎったん！』
「(何でぎったんぎったんだけ楽しそうなんだ)」
さて、何故こんなことをしているかというと。
「いいか、くれぐれも太宰には気を付けろ」
そう、太宰。詳しく言うと、
此れから太宰の所にチビを預ける。
今は忘れ物が無いかの確認をしていた。
理由は俺の出張。
遠方まで行くが、用件は直ぐ済むので
夜には帰ってくる。
其の間、チビを一人にするのでこうして
太宰に預けることにした訳だった。
本当はこの忌々しき青鯖なぞに
チビを預けたくなかったのだが、
紅葉の姐さんは今日は任務で出払っているし、
首領とエリス嬢の所へは連れて行ったが最後、
離して貰えない。嘗ての経験がそう語る。
あの二人を虜にするチビは有る意味恐ろしい。
『中也さん、行かないの？･･・です？』
「･･･ああ、今行く」
何もないといいが。
*
「いらっしゃいAちゃん！」
太宰の住むアパートの前に車を停めると、
エンジンの音を聞き付けてか
太宰が下りて来た。
普段はああでも無い、こうでも無いと
駄々をこねて何もしたがらない癖に、
こういう時だけ行動が早い。
「いいか太宰、何かしたら承知しねえぞ」
『よろしくおねがいします』
「こちらこそ！さあ上がって」
「無視すんじゃねえ!!」
相変わらずうざったらしい太宰に怒鳴ると、
「もう、私は首領とは違って幼女趣味はないよ」
と言ったが、正直其れはAの前での
太宰では盛大なブーメランでしかないと思う。
「と云うより良いの中也、時間大丈夫？」
「あ、･･･やべ」
そろそろ出ないと、道が渋滞していたら
遅れる可能性が出てくる。
待ち合わせに遅刻は、信用が物を言う
交渉の現場では宜しくない。
『いってらっしゃいです、中也さん』
「嗚呼、大人しくしてろよ」
『はい！』
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百鬼 レヴェル(プロフ) - この作品とても好きです！陰ながら応援させて頂いております‥‥！ (2016年12月11日 17時) (
レス) id: a171e3b181 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - 更新頑張ってください！（＾ω＾） (2016年11月27日 16時) (レス) id: c03256ea79 (このIDを非表示/違反報告)
廉 - 私も某バレーアニメに某刀剣擬人化アニメ見てます!! (2016年10月30日 0時) (レス) id: d91f3f562f (このIDを非表示/違反報告)
ももニャン(プロフ) - 更新まってます！ (2016年10月9日 0時) (レス) id: d319533860 (このIDを非表示/違反報告)
瑠樺@深夜営業(プロフ) - 更新全裸待機してます！さすがに全裸は見苦しいですが！頑張ってください！応援してます！ (2016年9月23日 17時) (レス) id: 2e445ac1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩梅なり | 作成日時：2016年5月10日 0時
