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プロローグ ページ1

私がまだ12の時…


『まーまー!今日の晩ごはんなあに?』

「今日はAが大好きなオムライスよ〜!」

『やったぁ!!じゃあ公園行ってくる〜!』

「5時までには帰ってきなさい!パパも帰ってくるからね〜!」

『わかってるよー。行ってきます!!』


その日は、いつもと変わらない当たり前の日常だった。

それなのに…


『ただいま〜!……………もう、、ただいま!帰ったよ!』

いつもなら帰ってくる「おかえりなさい」が、聞こえなかった。
おかしいと、思いつつ、扉を開けた。

そこには…


『え…』


血だらけになって倒れているママとパパの姿があった。
なんで、どうして…
それからたいして時間はかからずして理由がわかった。

「おや、まだ娘がおったか。」

酷く冷たい女性の声だった。
その子の背後には、きれいなお人形?
それにしては気味が悪いような

「愛い娘じゃ。連れて帰って妹として育ててやろうか。ん?それともお主もアレと同じく八つ裂きにされたいかえ?」

そう言われてしまってはこう言うしかないだろう。

『妹に…なる。』

その時の声は震えていただろう。



ママ、パパ、ごめんなさい。
一緒にオムライス食べたかったなぁ…。

でも私、生きるよ。
二人のぶんまで、一生懸命生きるよ…

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作者名:あさ x他1人 | 作成日時:2019年12月31日 23時

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