【鬼滅の刃】爽柱はおっとりさん

158話 ページ12

「なんとか鬼舞辻の血を得られたみたいだね」


『小春さん…』


「ごめんね、こんな苦しい思いさせちゃって」


『大丈夫だよ』


きっとこれが1番の最善策だから。


それに小春さんがいるから、1人じゃないから大丈夫。


『そういえば、上弦の壱とは面識があるの？』


「……まぁ、色々あってね」


小春さんは悲しげな表情をしてそう言った。


「そのうち話すから、今は待ってて」


『わかった』


「ありがとう。鬼舞辻の血が馴染んだら次は鬼舞辻の説得ね。何が正解とかは私にはわからないから頑張ってね」


『うん、頑張るよ』


「どうか成功しますように」


その言葉を最後に私は目を覚ました。


身体がとても重いが、痛みは無くなっている。


どうやら布団に寝かされていたようだ。


「起きたか」


声が聞こえた方に視線を向けると、上弦の壱が佇んでいた。


「1週間も…眠っていたから…死ぬのではないかと思ったぞ」


……1週間？

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