「きっと大丈夫。俺らがついてる」

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藤ヶ谷side

北山が無理してることなんてすぐに分かった。

正直、俺も怖い。
何も聞こえないなんてはじめてのこと。

でも、一番怖い思いをしてるのはニカだから。
だから、北山は大丈夫って言うんだろうな。

北"準備、出来たか？”

二"うん”

北山"じゃあ、行くぞ”

二"がやも？”

北"ああ、運転手”

えっ？俺、運転手なの？
聞いてねーよ。
まあ、いいけど。

二"がや、ごめんね”

藤"ありがとうのほうがいい”

二"ありがとう”

藤"おう”

藤北「じゃあ、行ってきます」

横「行ってらっしゃい」


〜病院〜

看護士「二階堂さん、二階堂高嗣さーん」

北「あっ、はい」

北"呼ばれたぞ”

二"教えてくれてありがと”

北"おう。行くぞ”

二"うん”

北「藤ヶ谷、行くか？」

藤「うん」


医者「どーされましたか？」

北「コイツ、聞こえてなくて、、、筆談にしてもらえますか」

医者「そうでしたか」

医者"どーされましたか？”

二"朝からいきなり何も聞こえなくて”


俺は医者の顔が一気に曇ったのを見逃さなかった。

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