寒菊の花 〜bad boys j〜

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二階堂side

共演者の方には俺がコミュニケーション障害になったことをちゃんと伝えた。

皆さんいい人ばかりで、不安そうにしてると声をかけてくれたりした。

いよいよ収録も終盤。

俺のことをよく思ってない共演者の方が
俺に話が振る。


共演者「二階堂くんとかはどうなの？」


二「えっと、、、そうですね、、、」


ヤバい。
何にも出てこない。

上手くしゃべれないし。

俺に話を振った共演者の方の目が笑ってない

怖い。


共演者「二階堂くん、話聞いてる？会話が成り立ってないよ？(笑)」


中「まあまあ。二階堂〜話聞けよ(笑)宮田、代わりに答えろ」


宮「えっ、俺っすか？」


中「なんだ？お前も聞いてなかったのか？」



宮田のおかげで
和やかな雰囲気が流れ話が収まった。

でも俺のなかではパニックが起こっている。

共演者の方の
「会話が成り立ってないよ？」っていう言葉。

成り立ってないのは分かってる

でも、面と向かって言われるのは辛い。

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