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蓮side
遅い。もう暗くなったよ？
俺は一刻も早くAに会いたくて、仕事も早く切り上げた。
佐「愛の力ってすげーなー」
とか言われたけど、全部無視して帰ってきた。
ｶﾞﾁｬｯ
『た、ただいまー』
帰ってきたAは俺を見るなり、頭を下げて、
『ごめんなさいっ』
と、一言。
ギュー
微かに香る男の匂い。
「いつもと違う やだ」
『へ？』
分かってなさそう、
「他の男の匂いする、」
『え？しなくない？』ｸﾝｸﾝ
「お風呂、入ろ」
『え、一人で入るよ』
「遅れた罰。言うこと聞いて」
先に脱衣所で服を脱ぎ、軽く流して湯船で待つ。
数分待つとドアの奥に人影が。
「早くー」
『まだ、心の準備が、』
２年付き合ってたけど、お風呂は初めて。
「のぼせるんですけど、」
そう言うと、ゆっくりドアが開き、Aが顔をのぞかせた。
身体にタオルを巻いて。
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作者名：しー
| 作成日時：2020年9月19日 20時
