38話目 ページ17
髪もメイクも、制服もおっけー！！
今日も決まってるぅ！
それじゃあ行ってくるねタマ！！
お母さんとお父さんもいってきまーす！！
きゃー遅刻遅刻ー！！
なんて現実逃避してしまうほど私の置かれている状況は深刻だった。
なんか3年生の先輩にからまれているのだ。
しかも朝から。
しかも通学路で。
なんて堂々としたヤンキーなのでしょう。
1人はピンク色の髪の毛に目つきの悪い顔の巨人。
1人は大人の色気が凄い制服の似合わない巨人。
ここはハイキューの世界ではなく進撃の……
これ以上は出版社から電話が来そうだから辞めておくけれど、この2人を私は知っている。
なんとか貴大さんと松川なんとかさん。
ピンク色の方がなんとかさんで制服の似合わない方が松川さんだ。
｢ねぇねぇ聞いてる？あとどこ見てんのそれ｣
松川さんは何回目か分からないくらいそのセリフを口にしている。
勿論私は完全無視だ。
こんなもの、返事したら負けみたいなもんだ。
｢え……耳ついてる？この子。
聞こえないなら耳鼻科とか行ったほうかいいよ｣
ちょっと煽り口調で行ってくるなんとかさんにムカつくがまるで海のように心は段々と静まっていく。
｢んで、本題ね
お前マネージャーやるんだってね、なんで？｣
やりたかったからじゃダメなんですか……！
男バレはなんですか、部員の承認がないと入れない感じですか、何それやな制度だな。
なんてふざけてられるのも今のうちだった。
なんてほざくと思っただろう。
しかしそんなことはない。
なんと私の視界はしっかりと京谷をとらえた。
まぁ京谷を視界にとらえる、イコール遅刻確定みたいなものなのだが居ないよりはマシだった。
京谷の名前を呼びながら近づくと後ろから引き止める声が聞こえるが私は彼らの中で耳の聞こえない可哀想な少女だ。
聞こえないふりをしてもバチは当たらないだろう。
｢珍しいな｣
そう言いながらこっちを見てぎょっとする京谷。
｢ちょっと野暮用で｣
｢野暮用とか未だに言うやつ居たのか｣
と言いながらゆっくり学校に進む、この時の私は京谷が居る、イコールもう遅刻ということを忘れていた。
まぁ2人で怒られれば怖くないとでも思っていたのかもしれないが多分そんなことは無い。
普通に忘れていたのだ。
だから現にこうして今京谷と2人で担任に怒られているのだ。
｢分かったな！！次はないぞ、特に京谷！！｣
｢すいません……｣
｢……ッス｣
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(?????)ゆず(プロフ) - 私の知り合いに柚葉いますけど、本人は別に気にしてないそうなのでそのまま使ってください！ (5月6日 14時) (
レス) @page41 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - yonagiさん» ご心配ありがとうございます(血涙) ぼちぼち更新予定なので気長に待っててもらえると嬉しいです！2回もコメントありがとうございます！ (2020年12月28日 14時) (レス) id: 5ba03318fd (このIDを非表示/違反報告)
yonagi - 下にいるyonagiとは同一人物です…別端末で操作しているため、ID画違く紛らわしくて申し訳ないです (2020年12月28日 14時) (レス) id: 7dd7ce449b (このIDを非表示/違反報告)
yonagi - 体調大丈夫ですか？ あまり無理せず更新頑張ってください！この作品面白くてとてもすごいと思います！ (2020年12月28日 14時) (レス) id: 7dd7ce449b (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - らんさん» あっ、全然気づいてなかったです……ありがとうございます！(あっ、ならこのままにしておきましょうk((() (2020年8月11日 16時) (レス) id: 5ba03318fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2020年6月28日 21時
