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二十七話 ページ28

A「平助さん、おはようございます。」

俺は、座ったままペコッと頭を下げる。
平助さんはそれを見るとニコッと笑っておう!と言ってきた。

朝から元気だなぁと思う。

その間に三人は自分のところに座った。

土方「どうだ?なんかあったか?」

土方さんは、平助さんに言った。

藤堂「いや、何もなかった。」

平助さんは首を振る。

土方「そうか。」

土方さんは静かに言うと、そのまま黙った。

近藤「ま、まあ。何もなかったのならいいことではないか、さ、冷める前に食べよう。」

沖田「そうですね。」

二人の声でいただきますをして食べ始めた。
するとすぐに、平助さんと永倉さんの取り合いが始まる。
俺は、見ながら食べ進めた。

土方「なんかいつもよりうまいな。」

土方さんがボソッと言った。

藤堂「俺もそう思う。」

平助さんはしょぼくれながら言っていた。

永倉「今日は、Aちゃんが手伝ってくれたんだよ。」

な!っと、永倉さんが振ってくる。

A「はい。暇だったのでお手伝いしましたが、お口に会いませんでしたか?」

いやいや、と平助さんが首を振る。

藤堂「めっちゃうまいよ!」

A「そうですか。よかったです。」

俺は、ニコッと笑う。

原田「やっぱいい嫁になると思うんだけどなぁ。」

と、原田さんが小さい声で言っていた。
そんなことないですからね、というような顔で原田さんを見た。
それに、原田さんは気づかなかった。

そのあとは、ガヤガヤとしながらみんなで食べた。
食べ終わり、片付けをしようとする。
さすがに片付けまではさせてくれなかった。

兄さんと部屋に戻り、屯所を出る準備をする。
俺は、女物の着物に着替える。もちろん、短刀は胸元に入れた。

A「よし、あとは。ないか…。」

昨日持っていた荷物以外は何もないので準備は、すぐに終わった。
部屋を少し掃除すると部屋を出た。

兄さんもちょうどよく終わったらしい。最低限のものだけ持っていた。

A「屯所の門に行けばいいんだよね?」

斎藤「ああ、そうだ。」

さっき、朝餉を食べながら土方さんが言っていた。
屯所を出るときは門の所にいろ、と。

二人で門のあたりにいると幹部全員がいた。

A「すみません。ありがとうございます。」

私は、ペコッと頭を下げた。
上げるとすぐに、原田さんがぽんっと頭を撫でる。

原田「気をつけて行ってこいよ。」

A「はい。」

私は、ニコッと笑う。

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設定タグ:薄桜鬼 , 斎藤一 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!続編も楽しんで下さいね! (2018年12月24日 21時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメント失礼します。凄く良かったです。 (2018年12月24日 9時) (レス) id: aa472647a8 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!更新する時間があまりありませんが、楽しんでいってください。更新、頑張りますね! (2018年6月23日 0時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!また楽しみにしてます、頑張ってください! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 1a0123f488 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうござます!面白いなら良かったです!!!!続き頑張って書きますね!今週は、少し忙しいのであげられるかわかりませんが、忙しくなかったらだいたい三日であげる予定です!これからよよろしくお願いします。^ - ^ (2018年1月23日 16時) (レス) id: 9add19d2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ざりあ | 作成日時:2018年1月10日 18時

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