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十四話 ページ15

俺は、動かずに右の方に木刀を振るう。

カァン!

木刀同士がぶつかりあう音がその場に響く。

右、左、上、下様々な方向から沖田さんは攻撃を仕掛ける。
俺はそれを全て弾く。
すると、とても速い三段突きが来た。
剣先が見えない。
それをくるっと交わし最後の一撃で、木刀を弾く。
強めに弾いたのでさすがに沖田さんは体勢を崩しかけた。
その隙に俺は沖田さんとの距離を詰める。

A「はあっ!」

左下から右上に木刀を振り上げ、沖田さんの首を狙った。
沖田さんは、その攻撃を弾き俺の首元に木刀を当てる。

近藤「し、勝者 総司!」

沖田さんと俺は同時に息を吐いた。

沖田「君すごいね。僕の必殺技を避けるなんて。」

A「必殺技って三段突きのやつですか?」

沖田さんは、ふっと笑った。

沖田「よくわかったね。」

A「そりゃ、その技だけ速さが違いましたしね。」

沖田さんは多分、速さ重視の人なんだろうと思った。

A「それじゃ、次は誰とですか?」

俺は、皆さんの方に笑いかける。
すると、ばっと1人が手を挙げた。

藤堂「はいはい!俺やりたい!」

犬のようにわめく彼。

A「では、次は平助さんですね。よろしくお願いします。」

藤堂「おう!よろしく!」

2人して木刀を構える。

近藤「では、始め!」

藤堂「んじゃ、俺が先攻する。」

A「どうぞ。」

そう言うと、平助さんは木刀を打ち込んでくる。
それを全て弾いたり避けたりとする。

平助さんの場合は、身軽さを重視した剣。

ならば、と思い、平助さんが攻撃を加えてくる前に平助さんの喉元に木刀を当てた。

近藤「勝者 A!」

藤堂「ちぇ〜。結構いけると思ったんだけどな。」

平助さんは悔しそうに皆さんのいたところへ戻っていた。

A「じゃあ、次は…。」

永倉「俺いいか?」

永倉さんが一歩でる。

A「いいですよ。」

永倉「んじゃ、Aちゃん。先攻してくれ。」

A「あ、はい。わかりました。」

俺は、頷き木刀を構える。

近藤「それでは、始め!」

近藤さんの言葉で俺は地面を蹴った。
一撃、横からするが弾かれた。

永倉「っ…。重っ…。」

俺は少しひるんだ所を見ると、後ろに回り首元に木刀を当てた。

近藤「勝者 A!」

永倉「ああ、負けた。」

永倉さんは何かブツブツと言いながら、皆さんの方に戻っていった。

A「次は、どなたがしますか?」

俺は、笑いかける。

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設定タグ:薄桜鬼 , 斎藤一 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!続編も楽しんで下さいね! (2018年12月24日 21時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメント失礼します。凄く良かったです。 (2018年12月24日 9時) (レス) id: aa472647a8 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!更新する時間があまりありませんが、楽しんでいってください。更新、頑張りますね! (2018年6月23日 0時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!また楽しみにしてます、頑張ってください! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 1a0123f488 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうござます!面白いなら良かったです!!!!続き頑張って書きますね!今週は、少し忙しいのであげられるかわかりませんが、忙しくなかったらだいたい三日であげる予定です!これからよよろしくお願いします。^ - ^ (2018年1月23日 16時) (レス) id: 9add19d2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ざりあ | 作成日時:2018年1月10日 18時

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