ショート！ショート！ショート！

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あれから毎日毎日が


ータツ、あの子最近見いひんな？ー

ーもうすぐバースデーイベントやんか？ー


俺は不安や恐怖に押し潰されておった

仲間に囃し立てられ、Aちゃんを気にしとった


『…分からへん、し…どうでもええから』


のが、ここんトコ、来店数が減った

必ず来とったのにパッタリ顔出さんくなり


それは少しの平穏をもたらした

根がビビリやしヘタレやから


ーなぁん！シャンパンタワーどないすんの？ー

ーめっさ金使うてくれてたのになぁー

ーお前さ？調子に乗って飽きられたんやない？ー


いや、ここまでになると金どころやない

あないに存在自体が怖くなる女は初めてやったし


『ええんやって！他にもお客さんはおるから』


何人かの仲間からザマーミロって態度されても

俺はそれでええって欲は出さんことに越したことは


自分の身の丈にあった…生活が人生が


なんや纏わり付かれとるみたいに感じて

Aちゃんからのプレゼントは身に付けなくなり


あんなに欲しがってた時計やってスーツやって

アクセサリーやって高い酒やって


全部が全部…俺を、縛りよったから



あの時、出会ったキッカケのコンビニにも行けず




そんな、帰り道に








「………タツ…、さん」




店からの帰り道、珍しくアフターもなく

俺は気が緩んでたんや、酔ってたし



あのコンビニを気にするコトもなく通り過ぎてから


声を掛けられ、クセで振り向いて



「ごめんなさい、中々…会いに行けなくて」

「何でか…周りが許してくれなくって」


振り向いて、後悔したんや

やって、振り向いた先にはAちゃんが居って



『………Aちゃ………』


時刻は朝方の4時

珍しい、人もまばら、カラスだけがゴミを漁る中



「…私、タツさんが本当に大好きで」

「…だけど、みんなが邪魔するんですよね」

「…オカシクないですか？こんな…相思相愛…」


言うてるコトが理解出来ひんかって

時が止まって、俺は反論も出来ひんで


「…だから…タツさんとずっと一緒に居れる方法」

「…こうしたら良かったんですよね？タツさん」


手に持つソレがキラキラ…目に付く反射した、光は

朝方にも関わらず…嫌でも…俺の腹を目掛け



辛い、痛い…より…熱くて

ドンって体当たりされても身体は硬直したまんま



腹部を、刺された箇所だけが熱うて


「…タツさん…、大好き…です」


汚い路地に膝が付いて

このスーツ…ええヤツなん、にって

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