-愚か者- ページ17
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿い、
＿＿おい、
「おい！！坊主！！」
「＿＿ッ！！…ッゲホ…！ゴホ…ッ、」
ここは…
あぁ、森の中。
そうだ。素振りしてて、そこから…
ピシリと石のように固まるA。
ギギギ、と自分を抱える影千夜を見つめる。
「…記憶がない、、！」
「……。」
＿＿！
影千夜さん…？
影千夜は怒っているような、悲しそうで、くしゃりと顔を歪めAの目をしっかりと捉える。
Aも初めて見るその顔に困惑する。
「夜な夜な出て行くのは構わない。…だが、己の限界すら把握できない愚か者は今すぐ鬼殺隊を辞退しろ。」
「＿＿、！」
サァ、と全身から血が引くのが分かる。
最終選抜に合格したからって。
少し呼吸が使えるようになったからって。
…俺、今の自分の力を過信してた。
「他の隊員に迷惑を被り、鬼に喰われて死ぬのが目に見える。＿＿お前は特にそうだ。自分が稀血であることを忘れるな。」
…影千夜さんが怒るのも無理ない。
現に今、影千夜さんに迷惑かけてるじゃないか。
「はい……ごめんなさい…。今の俺が何を言ったって言い訳にしかならないです…本当に、ごめんなさい……」
Aのその言葉を聞いた影千夜の目が、ふっと柔らかくなったと思えば、ガッ！！と大きな手がAの額を、そのまま前髪をくしゃりと乱暴に撫でくる。
「っはは！坊主のことだ。�猝そ呂兵�分が情けなくて早く強くなりたかったんです�瓩世蹇�」
「う"………、」
「図星か。まっすぐ努力するのは坊主のいいところだ。強くなりたいと焦る気持ちはよく分かる。今度は倒れない程度に自分の身体と相談して修行しろ。わかったか、今回は許してやる。……次はないぞ。」
「……っはい！」
周りに鬼の気配があったのか…！？
危なかった、
影千夜さん居なかったら喰われていたかもしれない。
……本当、何やってんだよ俺。
「あのっ、影千夜さん。助けて頂いてありがとうございました…！」
「……ほら。今日はもう帰って休め。師範命令、鍛錬禁止だ。」
ぼすんぼすんとAの頭を少し乱暴に撫でる影千夜。
俺は知っている。
あれは影千夜さんの照れ隠し。
でも本気で心配させてしまった。
今度からは気をつけよう。
俺のせいで、死ぬ人が出ないように。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
「おーい、坊主。刀屋が来たぞ。」
「待ってましたァ！！」
.
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
