-一石三鳥- ページ16
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「……退屈…。」
じっとしてるのは性に合わない。
ずっと修行で動かなかった日はない。
風邪も引いたことがない。
�狄搬里鯑阿�す修行は禁ずる。��
っえ〜〜〜〜〜〜。
…でも、傷は治さないと。
また傷がかっぴらいて動けないんじゃ今度は笑い話にはならない。
影千夜さんはずっと何か作業をしている。
手紙、かな？
その時、呼吸を使う影千夜がAの脳内で再生された。
『影の呼吸＿＿』
影の呼吸、か。
俺は、…まだまだ使いこなせてない。
＿＿呼吸…！
「そうか…身体が動かせないなら。呼吸の精度を上げればいいんだ。それなら動かなくても出来るし傷も治る！一石二鳥…いや！三鳥！っしゃああ！」
まずは、回復の呼吸。
血の巡りを意識した呼吸。
細胞の隅々まで酸素を送れ。
自然治癒力を極限まで高めろ。
ヒュゥウ…！
「…流石、言われなくてもその答えに辿り着ける坊主はもっともっと強くなる。」
「影千夜さん、呼吸の精度を上げるには、どうするのが一番いいですか。」
「…全集中の呼吸。あれをずーっと出来ればぐんと強くなれるし型も呼吸も必然と身体に馴染む。まずはそこからが第一歩だ。」
「全集中の呼吸…あれをずっと…、」
「坊主なら出来る。寝転がってる間、常に意識してみろ。やめたら俺がお前の腹を遠慮なくぶっ叩く。」
「嫌ですーーー！！！！」
「はい、せーの。」
「ﾋｨｲｲｲ…！」
パァン！
と乾いた音がしたことから本当に遠慮なく叩いたのだろう。
Aの断末魔が鬼槍ヶ峰に木霊したのだった。
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ヒュゥウ＿＿
全集中の呼吸を常に使い続け、Aは基礎代謝が向上した成果を目にして見ることが出来た。
傷の治りが幾分も早く翌日には傷は塞がり、その次の日には完治。
綺麗な白い肌に大きな痕は残ってしまったが。
う〜ん。
見ても気分のいいものではないよね。
呼吸は凄い。
かと言って魔法ではない。
「＿＿997！998！999！1000！…ッう"ぐっ…！」
カランと木刀が音を立てて地面に転がる。
Aも地面へ崩れ落ち大粒の汗が額に浮かぶ。
ドクドクと鼓膜が脈打つ不快感を目を瞑って受け流し鎮まるのを深呼吸で受け流す。
全集中の呼吸を使用したままの修行は身体への負担が大きく全身の血が逆流する感覚が跳ね返ってくる。
＿＿まだだ。
まだまだ、修行が足りない。
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あ - パースワード教えていただければ嬉しいです (2月29日 19時) (
レス) @page32 id: 9e43a05317 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - ずっと前から見ていた作品でアカウント変えてからやっと見つけました。パスワードを教えていただけたら嬉しいです (2月8日 8時) (レス) id: 094a65f89f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一気に見さて頂きました。おもしろかったので続きが読みたいのでパスワードを教えていただけたら嬉しいです。 (1月25日 19時) (レス) @page29 id: b97ed817a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえんはけつの穴 - かきなおし途中でもいいので読みたいです…この続き全部パスワード管理で寂しいです…気長に待ってます！ (10月30日 17時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ - 前に無限列車編の途中まで読ませてもらってた者です！ほんと大好きな作品です🌼めちゃめちゃ面白かったのでまたもう1回読みたい…🥺急かすつもりは無いのでいつか読めたらいいな〜ぐらいの気持ちで待ってます！のん。さん応援してます！ (9月13日 12時) (レス) id: b566dd52f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん。 | 作成日時：2019年9月22日 8時
